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ラグビー コラム 2021年5月3日

【ハイライト動画あり】明治大学、今季初戦をひたむきに泥臭く勝利。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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ラグビー関東大学春季大会2021 Aグループ

【ハイライト】日本大学 vs. 明治大学

今季の初戦ということで、互いにミスも出て試合は拮抗したが、36分にスクラムを起点に、明治大学はWTB松本純也が、ロスタイムに日本大学はPRシオネ・ハラシリがトライを挙げ、12-12の同点で前半を折り返した。

後半7分、風上に立った日本大学はゴール前のFWで圧力をかけて、最後はLOテビタ・オト(4年)が右端に押さえ、19-12と再びリードする。

スクラムは明治が優勢だった

しかし、明治大は相手のモールを止めて、スクラムで反則を誘うなどFW戦で有利に戦うと、26分にゴール前のチャンスで途中出場のPR村上慎(4年)がトライ。19-19の同点に追いつく。

さらに33分、自陣のスクラムを起点にSO伊藤耕太郎(2年)が抜けて、CTB齊藤誉哉(3年)につなぎ、最後はオフロードパスをもらった1年のWTB金が右端に押さえ、24-19と逆転に成功する。

決勝トライを上げた明治大学1年生のWTB金

その後、明治大学が相手のゴール前の猛攻を粘りのディフェンスでゴールラインを割らせず、最後はLO山本嶺二郎が相手ラインアウトのボールをスチール。そのままボールをキープして、そのままノーサイド。明治大学が接戦を制した。

日本大学の中野克己監督は「通用する部分としない部分とよくわかった。(次戦に向けて)自分たちの弱みを少しでも克服していくような練習を積んでいきたい」と悔しそうな表情で話せば、キャプテンFL飯田は「後半の後半で自分たちの甘さが出て競って負けた」と唇をかんだ。

明治大学の田中澄憲監督は「試合に勝つには勝ったが、自分たちが、春にこだわっているフィジカルの部分ではやられている部分が多かったので、いい課題をもらった。一戦一戦、試合で出た課題を次につなげたい」と先を見据えた。

明治大学の新主将SH飯沼

明治大学のキャプテンSH飯沼連(4年)は「今季は昨季と違って派手なチームではなく、目立った選手は少ない。ひたむきに、泥臭く、コツコツ積み上げていくチームにしたい」と話していたが、その通りの展開で勝利した。

だが、「ミスが多くて流れを持ってこられず、ペースをつかめないまま試合展開してしまったことが良くなかった。この反省を活かして次の試合に臨みたい」と勝利したが、反省しきりだった

チーム内MOMに輝いた1年のFL福田

チーム内のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にはタックルで身体を張った1年のFL福田が選出。昨季の「花園」こと、全国高校ラグビー大会で中部大春日丘を初のベスト8に導いたスキッパーは、早速、大学でも活躍を見せた。

福田は「(この試合のテーマだった)『キープムーピング』をやり通したことが結果につながった。(次戦の)流通経済大学さんもフィジカルが強いので、強みであるタックルを出していきたい」と胸を張った

チームのまとまりとFWパックの強さで接戦を制した明治大学は、5月9日(日)、流通経済大学(昨季リーグ戦2位)を迎える。日本大学は6月6日(日)に早稲田大学(対抗戦2位)と対戦する。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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