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【ハイライト】清水建設 vs. 日野|トップリーグ 2021 プレーオフ1回戦
一方の日野は、FL堀江恭佑共同キャプテンを筆頭に、21年度日本代表候補のリアキ・モリ、そしてディネスバラン・クリシュナンという大型ロックコンビ、39歳にして迫力満点のNO8ニリ・ラトゥなど、強力なFWを先発に並べた。
ハーフ団はニュージーランド代表キャップを保持するSHオーガスティン・プル共同主将、そして元サンウルブズのSOクリップスヘイデン。
両ウイングは、明和県央高(群馬)時代はフランカーだった日大出身の竹澤正祥、そして関東学院大出身のルーキー、184cmの大型WTB福士萌起といった布陣となった。
「前半はバックスでトライを獲る、という僕らがやりたいラグビーができました」(清水建設・WTB尾ザキ(山に竒)キャプテン)
前半は、ディシプリン(規律)やキックの精度が明暗を分けた。
日野はファーストプレーで、より厳格になった印象のキックチェイスのオフサイドを取られてしまい、まずは清水建設のFBバンワイクがPG成功で3点を先取。
日野は敵陣に入るがノックオン、ダイレクトタッチなどミスが続いて陣取り合戦で劣勢に。一方の清水建設が少ないチャンスをものにする。
清水建設は前半18分、敵陣左のスクラムからSOエイプリルが右奥へクロスフィールドキック。WTB尾ザキ(山に竒)が捕球して鮮やかに先制トライを決め、ゴール成功で10-0とした。
さらに前半23分にはキヤノンでプレーしたWTB森谷のロングキックで敵陣に入ると、相手反則からの左展開で、そのWTB森谷がチーム2トライ目。怪我の影響もありキヤノンを退団した森谷が新天地で輝き、リードはついに15点となった。
しかし日野もすぐに反転攻勢。
キックオフ・ボールを再獲得すると、この日はフルバックを託された近大卒の川井太貴が数的優位を作り、ワンハンドでWTB竹澤へオフロードパス。初得点を奪った。
日野はボールを保持すれば得点できる確信を得たのではないか。前半33分には敵陣での移動攻撃から、WTB竹澤がチーム2トライ目を挙げた。
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