人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2021年1月28日

ラグビー新リーグ、フォーマット発表 改革の大義を、谷口真由美・新リーグ法人準備室室長に聞く

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

──競技人口が減っていくのが、もっとも怖いことですね。
「競技人口が少なくなると、ラグビーのマーケットが縮小し、ラグビー用具がいつでもどこでも買えなくなる可能性があります。多くの子供たちがやりたいと思い、すぐに始められるスポーツにならないと長続きしません。普及面も各チームの皆さんにお願いしていますが、富士山のようにすそ野を広げないとラグビーは発展しませんし、日本代表が強くあり続けるのは難しいと思います」

──社会課題の解決という目標についても具体的に教えてください。
「昨年のトップリーグで、SDGsマッチを開催しました。SDGsも一つの手法ですが、もっと分かりやすく言えば、その地域にラグビーチームがあることで子供のいじめが減ったというようなことです。いまも各チームは地域に貢献されていますが、たとえばアカデミーに近所の子供達が来て、憧れのラグビー選手から『いじめなんてカッコ悪いことするなよ』と言われたら、勇気を出していじめはダメだと言えるお子さんが出てくるかもしれません。ラグビーの持つ価値は社会を変える力があると私は思っています。ホストエリアには、それぞれに違った地域課題があるでしょう。地域課題の解決は、顔の見える関係を作ることだと言われます。ラグビー選手と子供たちが顔見知りの関係にあるのはとても良いことだと思います。地域の皆さんに気軽に声をかけてもらえるような、愛されるチームになっていくといいですね」

──新リーグの名称はどのように決めるのですか。
「ファンの皆さんと一緒に作りあげることができないか、決め方も検討しているところです。最後のトップリーグのコンセプトは、His Story,HISTORY.です。彼の物語から、誰の物語にしなくてはいけないか、そこがキーポイントだと思います。ストーリーは続くということです」

──最終的なリーグのイメージはどんなものですか。
「コロナ禍で先が見えない状況です。これまでのスポーツの在り方で行けるのかどうかも分かりません。状況を見極めつつ、最適な解を探しながら運営していくことになります。30年後も皆さんに愛されるリーグ、チームとして発展し続けていたい。日本代表が世界一になるために、国内リーグがどんな役割を果たすのかも大事です。段階的にステップを踏まなければいけないときが来ると思います」

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ