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ラグビー コラム 2021年1月23日

延期のラグビートップリーグ2021短縮バージョンで2月20日開幕!第1節でトヨタ自動車と東芝が激突

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ジャパンラグビートップリーグ2月20日開幕

延期になっていた「ジャパンラグビー トップリーグ 2021」は、2月20日(土)の開幕が決定した。大会方式は大幅に短縮。当初は「ファーストステージ」、「セカンドステージ」、「プレーオフトーナメント」という三段階で順位を争う形式だったが、「セカンドステージ」を省き、「プレーオフトーナメント」を拡大する。5月23日のファイナルまで全75試合(当初は103試合)、約3カ月の短期決戦だ。

ファーストステージは、予定通り16チームをホワイトとレッドの2つのカンファレンスに分け、それぞれ総当たり戦を行う。予定されていた第5節~第7節のカードを日程、会場をそのまま残し、当初の第1節から第4節をその後ろに移動させた。プレーオフは、全16チームにトップチャレンジの上位4チームを加えた20チームでノックアウト方式のトーナメントを行う。

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1月23日午後、オンラインで行われた記者会見で、日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事は、2月20日の開幕に決めた背景を説明した。「当初確認されたPCR検査陽性者68名のうち29名が日常生活、または練習に復帰しており、残る39名もあと1週間で復帰予定です。現状では、十分な準備期間を経て開幕できると判断しました」。また、ラグビー活動による明確な感染は認められず、ラグビー活動以外のところでの行動管理などをさらに徹底していくという説明もあった。

トップリーグの太田治チェアマンは、リーグ独自の観戦ガイドラインの厳格化にも触れた。「チームによっては、練習場と自宅以外の場所には行かないようにしているところもあり、そうした各チームの対策情報を共有し、ウイルスを持ち込まないことを徹底したい」。現状、隔週で行っているPCR検査の頻度も増やす方向で検討中だと話した。2月20日の開幕に向けては、現状は問題ないという判断だが、3週間前に再度各チームの現状を見てゴーサインが出るかどうかを見極めるという。

観客は入れる方向だが上限は5,000人。1万人以下の収容人数のスタジアムではキャパシティーの50%が基準になる。開幕節の2月20日は、トヨタ自動車と東芝ブレイブルーパスが対戦する。両チームには2019年のラグビーワールドカップ(RWC)のキャプテンがずらり。トヨタ自動車にはキアラン・リード(ニュージーランド代表)、マイケル・フーパー(オーストラリア代表)、東芝には日本代表キャプテンのリーチ マイケルがいる。彼らがFW第三列に勢ぞろいするのは壮観だろう。

2月21日(日)、東京の町田GIONスタジアムでのキヤノンイーグルス対NTTドコモレッドハリケーンズも顔ぶれが豪華だ。沢木敬介監督率いるキヤノンには、SH田中史朗、SO田村優の日本代表HB団がいる。対するNTTドコモは、ニュージーランド代表SHのTJ・ペレナラ、南アフリカ代表WTBマカゾレ・マピンピがいる。各選手の個人技は観る者を魅了するだろう。

この他、開幕節では、スコットランド代表SHグレイグ・レイドローが加入したNTTコミュニケーションズシャイニングアークスが、日本代表PR具智元が引っ張るHondaHEATと対戦。ニュージーランド代表のスーパースターであるSOボーデン・バレットが話題のサントリーは神奈川県の相模原ギオンスタジアムで三菱重工相模原ダイナボアーズと戦う。ダイナボアーズには同じくニュージーランド代表SOコリン・スレイドが加入しており、バレット対スレイドのオールブラックス対決が実現するかもしれない。

王者・神戸製鋼コベルコスティーラーズは、2月20日、東大阪市花園ラグビー場でNECグリーンロケッツと対戦。稲垣啓太、福岡堅樹、堀江翔太ら日本代表選手が多数在籍するパナソニック ワイルドナイツは秩父宮ラグビー場でリコーブラックラムズと戦う。どこを切り取っても世界のスーパースターがいて、日本代表経験者がいる。それが日本最高峰のトップリーグだ。来季からは新リーグに移行するので、現行のトップリーグはこれが最後。質の高いプレーが見られるのは間違いなく、無事に試合が運営されること祈り、開幕を楽しみに待ちたい。

文:村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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