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ラグビー コラム 2021年1月3日

早稲田大学、連覇へあと1つ。帝京大学に勝って2年連続の決勝進出。ラグビー全国大学選手権

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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王座奪還がならなかった帝京

敗戦した帝京大学の岩出雅之監督は「学生たちはしっかりゲームを運んでくれたと思います。(モールでやられたところは)精度不足だった。最後の最後まで、サヨナラ逆転ゲームを描いていましたが、そこに至らず残念です。しかし、学生たちのここまでの頑張りを讃えたいと思いますし、早稲田大学の決勝での活躍を応援したいと思います」と悔しそうに話した。

ゲームキャプテンを務めたFB奥村は「コネクションのミスでトライを取られる場面や、1対1のタックルで外されてしまった。(それでも)ブレイクダウンでは自分たちが練習してきたことを出し切ったので悔いはない」。

また、CTB尾崎は「優勝を経験している4年生がいる中で優勝できなかったことは後輩たちに謝りたい。(卒業するまで)自分たちができることを後輩たちにしっかり伝えていけたら」と話した。

勝利した早稲田大学の相良南海夫監督は「(対抗戦の)早明戦からもう一度自分たちがやってきこと、基本に戻って積み上げてきました。(今日の試合は)最後まで拮抗する試合だから、我慢強く、自分たちを信じて戦え、とハーフタイムに送り出しましたが。選手たちはやり切ってくれた。いいディフェンスしてくれた。身体を張ってくれた」と選手たちを称えた。

キャプテンNO8(ナンバーエイト)丸尾崇真(4年)は「激しい、厳しい試合になることは想定していた。その中でも戦い続けることができたのがよかった。1日1日を大事にして、決勝まで積み上げて、もう一度『荒ぶる』を歌いたい」と話した。

また、2トライを挙げたFB河瀬は「スペースを見てアタックができていた。1年間を通してディフェンスを積み上げてきた。最後1試合なのでいい準備できたら」と決戦を見据えた。

フィジカルバトルで互角に戦いつつ、チャンスをしっかりものにした早稲田大学が接戦を制して決勝に駒を進めた。1月11日(月・祝)、昨シーズンに続いて新しい国立競技場で行われる決勝戦の相手は、明治大学を破った関西大学王者の天理大学となった。

早稲田大学が準決勝と同じように接点、セットプレーのフィジカルファイトに勝利し、チャンスでしっかり取り切って2007年度、2008年度以来となる大学選手権の連覇を達成できるか。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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