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ラグビー コラム 2020年12月22日

【ハイライト動画あり】我慢しきった帝京大学に軍配。2年ぶりの年越しで次戦は早稲田大学と対戦。ラグビー全国大学選手権  

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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全国大学選手権の準々決勝。関東大学対抗戦を4位で終えた帝京大学は、関東大学リーグ戦1位の東海大学と、東大阪市花園ラグビー場で対戦した。勝った方が年越しを決める大事な一戦だ。

試合開始5分、東海大のペナルティゴールで先制点を奪われる。帝京大が敵陣で怒とうの攻撃をするも、東海大の粘り強いディフェンスに阻まれインゴールにはたどり着けない。

ようやく前半33分、帝京大が敵陣ゴールライン直前まで展開し、東海大がペナルティ。帝京大はスクラムを選び、NO8(ナンバーエイト)の安田司(4年=常翔学園)が単独で敵陣へ何人ものタックルを振り切って突っ込み、チャンスを作るもノックオン。東海大ボールのスクラムでスタートした。

これを帝京大が激しく押し込んでインゴールへ持っていくも、アクシデンタルオフサイド。またも敵陣ゴールライン前でのスクラムに。両者一歩も引かない状態だった試合は、前半終了間際の38分に動く。

認定トライを奪って逆転

帝京大が、東海大の反則がなければトライだったという判定(認定トライ)で7-3と逆転した。前半のロスタイムにFB(フルバック)奥村翔(4年=伏見工)のPG(ペナルティゴール)は失敗したが、帝京大が優位なまま、前半を終えた。

後半も両者一歩も譲らない戦いとなった。後半13分、帝京大はラインアウトから連続攻撃を仕掛け、PR(プロップ)細木康太郎(3年=桐蔭学園)が一気に抜け出してWTB(ウイング)木村朋也(4年=伏見工)にパスを回し、そのまま走り切ってトライ。奥村もゴールを成功させ、7点を追加。14-3とさらに点差を広げた。

木村のトライを喜ぶFW

これに対して東海大も前半25分、ゴールライン前のラインアウトからモールで押し込み、トライを決めて点差を縮めた。最後まで攻撃の手を緩めなかった東海大も帝京大のディフェンスの厳しさにミスを犯し、14-8でノーサイド。帝京大は準決勝へと駒を進め、2年ぶりの年越しを決めた。

ゲームキャプテンを務めた奥村は「同志社大学さんの分もしっかり背負って試合をしようと臨みました」と力強く語った。そして「この試合までにしっかり準備してきたタックル、ペナルティをしない、それを貫くことができたのが勝因かなと思います」と今試合の総括を述べた。

岩出雅之監督も「一進一退のゲームでしたが、学生なりに一生懸命タックルに行っていたと思います。少ないチャンスをしっかりとスコアにつなげていって勝利することができた」と勝利した選手たちを讃えましたが、「粘り強さもありましたが、まだまだ甘いミスもありました。もっと成長していきたい」と謙虚な姿勢を見せた。

次の試合は1月2日に東京・秩父宮ラグビー場で早稲田大学と対戦する。大学対抗戦では敗北を喫した早稲田大に対して選手たちはどのような戦いを見せてくれるのか。リベンジに期待がかかる。

文:亀ヶ谷沙希/写真:太田和樹(帝京スポーツ新聞部)

ラグビー 全国大学選手権 準々決勝

【ハイライト】東海大学 vs. 帝京大学

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帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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