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トライを決める慶應FL山本
慶應義塾大学は26分、相手の反則から22m内に入り、マイボールラインアウトのチャンスを得る。1年のNO8福澤慎太郎(本郷出身)からパスを受けたFL山本凱(3年)が内に切れ込んでトライ。ゴールも決まり7-17とした。
一方、早稲田大学もSO(スタンドオフ)吉村紘(2年)のゲインから相手陣15m、左サイドのスクラムのチャンスを得る。36分、右に展開し、SO吉村のロングパスを、右タッチライン際で受けたWTB槇が相手のタックルを外し、飛び込んで2本目のトライを挙げて、24-7として前半を折り返した。
後半、先にチャンスを得たのは17点を追う慶應義塾大学だった。しかし、相手の反則から敵陣でプレーするが、早稲田大学の粘りのディフェンスの前になかなか得点を挙げることができない。
後半12分、慶應義塾大学は相手のスクラムでの反則後、素早くリスタートし、ボールを継続して最後はCTB(センター)イサコ・エノサ(2年)がステップから中央にトライを挙げて、14-24と10点差に追い上げる。
慶應義塾大学は20分、中央右からPG(ペナルティゴール)のチャンスを得たが、1年FB山田響(報徳学園出身)が外してしまう。その後は拮抗した状態が続くが、お互いに得点を挙げることができない。
早稲田WTB古賀のトライ
すると試合終了間際、ゴール前で早稲田大学が右に攻めると見せかけて、左に展開。FB河瀬からWTB古賀由教(4年)につないで、そのまま左隅に持ち込んだ。ゴールは決まらなかったが、早稲田大学が29-14としてノーサイドを迎え、3年連続で準決勝に駒を進めた。
慶應義塾大学の栗原徹監督は「トライを取り切ることが修正点だったが、その場所まであまり行けなかった。1つ1つの局面で、早稲田大学のブレイクダウン、タックル、起きた後の押し込みで少しプレッシャーを受けました。その小さな積み重ねが結果として、エリアが取れなかったことにつながったのではないか」と肩を落とした。
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