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ラグビー コラム 2020年12月17日

慶應義塾大学vs.早稲田大学、対抗戦のライバルが再び激突!ラグビー全国大学選手権準々決勝

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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対抗戦開幕からスタメン起用された慶應のルーキー山田

バックスリーも、WTB(ウィング)にはスピードのある佐々木隼(2年)、沖洸成(4年)、そしてルーキーながらキッカーも務めるFB(フルバック)山田響(報徳学園出身)が入った。

慶應義塾大学としては伝統のディフェンスで粘り、ロースコアの試合展開に持っていきたい。対抗戦で対戦した時より、相手陣22m内に入ってからのFWのモールや近場の決定力が上がっているだけに、SO中楠の右足とFB山田の左足で、なるべく敵陣でのプレータイムを増やしたいところだ。

シーズン前、「この数年は正月を越えることができていないので、正月は越えたい。また、早稲田大学には入学してから勝つことができていないので勝ちたい」とLO相部主将は話していた。4年生を中心にチーム一丸となって、ライバルに勝利してベスト4進出なるか。

連覇を目指す早稲田大学

一方の早稲田大学は対抗戦の最終戦で、明治大学に14-34で敗れたものの対抗戦2位で大学選手権に進んだ。そのため3回戦がシードとなり、この準々決勝が大学選手権の初戦となる。

早稲田大学の先発メンバーを見ると、明治大学戦から控えだったFW1人、BK1人の計2人が先発になったのみで、残り13人のメンバーは同じとなった。

BKを見ると、12番のCTB中西亮太朗(3年)に替わり、ルーキーのCTB伊藤大祐(桐蔭学園出身)が今季初先発。スキルとフィジカルに長けた伊藤を大一番で起用してきた。

初先発となる早稲田のルーキー伊藤大祐

ハーフ団は好調のSH小西泰聖、SO吉村紘の2年生コンビ、アウトサイドCTBは攻守にわたり存在感を示す長田智希(3年)、WTBは4年の古賀由教に、今季、一番成長したとコーチも選手も声を揃える槇瑛人(2年)、そして決定力に長けたFB河瀬諒介(3年)が先発する。

FWはLOを大崎哲徳(3年)に替えて、桑田陽介(3年)を先発に回したのみで、他は同じメンバー。キャプテンNO8丸尾崇真(4年)、FL相良昌彦(2年)、ルーキー村田陣悟(京都成章)のバックロー3人が接点で働く。

FW第1列は不動のメンバーでPR久保優(4年)、小林賢太(3年)、HO宮武海人(3年)となった。控えの選手も加えて、スクラムを安定させたい。

早稲田大学としては対抗戦同様に、相手の得意なディフェンスの時間を減らすよう、キックも上手く使いながら敵陣に入り、BKの決定力で取り切りたい。

NO8丸尾主将は「(明治大学戦の)敗戦をを糧として、1日1日、積み重ねて、大学選手権の優勝目指して頑張りたい」と話していた。連覇に向けて、そして昨年度と同じストーリーを描くためにも負けられない相手だ。

ベスト4に進出するのは臙脂か、黒黄か。

文/写真:斉藤健仁

ラグビー 関東大学対抗戦2020

【ハイライト】慶應義塾大学 vs. 早稲田大学

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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