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ラグビー 関東大学対抗戦2020
【ハイライト】慶應義塾大学 vs. 帝京大学
今季の慶大は敵陣でのラインアウトからモールを形成し、ゴールまでボールを押し込むという形でトライを量産しており、彼のフィニッシャーとしての働きにも期待がかかる。両校の伝統であるFW勝負を制することができれば、自ずと準々決勝進出への道は開かれよう。
慶大躍進の原動力にもなった1年生選手たちの活躍からも目が離せない。山田響は既にFBのポジションを不動のものとしており、これまでも数々の好機を演出してきた。
ここ数試合はコンバージョンキックの成功率が低下しているが、慶大の命運は彼の左足にかかっているといっても過言ではない。高校時代にその名を轟かせた花園の地で再び大輪の花を咲かせたいところだ。
花園出場経験ということで言えば、NO8(ナンバーエイト)福澤慎太郎(環1・本郷)や全国制覇の立役者となったPR(プロップ)岡広将(総1・桐蔭学園)らの名前も挙がる。
その他にも今季公式戦デビューを飾った選手は数多く、新戦力の台頭、ポジション争い激化の要因となった。大舞台で彼らが黒黄ジャージに袖を通す可能性は、極めて高い。
開幕前、指揮官は「日本一を目標に掲げるのは、日本一を目指せる(選手権に出場できる)ようになってから」と、あくまで挑戦者としての姿勢を強調した。
目の前の一戦一戦に全力を捧げて掴んだ選手権出場という結果は、もちろんゴールではない。栗原組初となる全国の舞台で、若虎たちの真の挑戦がついに始まる。
文:栗栖翔竜/写真:松嶋菜々美(慶應スポーツ新聞会)
慶應スポーツ新聞会
慶應義塾大学文化団体連盟所属の公認サークル。通称ケイスポ。全40ある体育会の取材から記事の執筆、年7回の新聞製作まで全て学生の手で行う塾内唯一のスポーツ新聞サークル。部員数約50名、35年の歴史を持つ。»慶應スポーツWebサイト
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