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キャプテンCTB(センター)黒埼慎之助(3年)は「自分は2年間スタンドでずっと見ていたので、花園を決められて本当に良かった。(ただ)取り切ることができなかったので修正したい!」と語気を強めた。
2試合目は2月の新人戦王者の川越東に、同大会5位ながら第1地区決勝まで駒を進めた深谷がチャレンジした。
試合序盤、風上に立った川越東のペースとなる。相手の反則からFB(フルバック)加藤健人(3年)が仕掛けて、最後はFL鵜沢奏生(3年)が左中間にトライ、FB加藤がゴールを決めて7-0とリードする。その後はBKの展開力に自信のある川越東だったが、前に出る深谷のディフェンスになかなか追加点を挙げることができない。
前半の後半になると深谷はSO(スタンドオフ)井上雄汰(3年)、FL中澤海磨(3年)の突破など前進し、最後は右PR竹内賢人(3年)が左中間に押し込みトライ。SO井上がゴールを決めて、7-7としてハーフタイムを迎えた。
後半、風下となった川越東だが「積極的に展開していこう」とボールを左右に大きく動かし、チャンスをつかむ。後半5分、モールを押し込み、最後はBKながらモールに参加していたCTB(センター)柴田恵汰(3年)が左中間に押さえて、12-7とリードする。
決勝トライを挙げた川越東NO8渡邉
さらに20分、モールを押し込んでアドバンテージを得た川越東は大きく左に展開し、最後は、もともとはWTB(ウィング)だが、ケガ人の関係でNO8(ナンバーエイト)に入っていた渡邉匠(3年)がステップを切ってトライ。17-7と10点差に広げた。
ただ、深谷も意地を見せる。24分、タップキックからPR竹内がそのままトライを挙げて、ゴールも決まり、14-17と3点差に追い上げる。さらに深谷は自陣からモールを中心に攻め込み、ロスタイムにゴール前でBKも加わってモールを組んでインゴールになだれ込んだが、グラウンディングできす、そのままノーサイド。
川越東、初の花園へ
昨年の決勝は新人戦で優勝しながら、浦和に負けて悔し涙を呑んだ川越東が、初の花園出場を決めた。
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