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11月8日(日)、鶴見緑地球技場(大阪府)にて行われた、2020ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第1節、対関西大学戦が行われた。両者譲らない拮抗したゲーム展開の中、同志社大学が競り勝ち、33-31で開幕戦を白星で飾った。
「元々、試合数が限られている中で、負けると終わりだというプレッシャーをかなりかけていたので、硬く試合に入ってしまったかなと思います」(伊藤紀晶ヘッドコーチ)。
例年より試合数が大幅に減った分、1戦1戦の勝敗が、選手権出場の明暗を分ける。前半は緊張から、関大の勢いのあるアタックに対して、同志社の強みであるディフェンスが引いてしまうシーンが見受けられた。
先に得点を動かしたのは関大だった。開始5分、関大がスクラムから展開。同志社はタックルで粘るも、ノットロールアウェイの判定が下り、PG(ペナルティゴール)を選択されてしまう。相手FB(フルバック)松本がしっかり決めきり、0-3とした。流れを変えたい局面だったが、同8分、自陣10mで関大のラインアウト。中央の空いたスペースを突破され、先制トライを許した(0-10)。
インゴールへ駆けるWTB岡野
だが、同志社もやられているばかりではない。同12分、関大のノットリリースザボールにより、敵陣22mラインでラインアウトを獲得。SH(スクラムハーフ)人羅(社4)がモールから出たボールを素早く配球。CTB(センター)桑山(政策4)、SO(スタンドオフ)田村(スポ3)と順に展開し、最後は右サイドをフリーで走っていたWTB(ウイング)岡野(商1)がフィニッシュ(7-10)。
ようやく7点をを返すも、再び同34分、同志社の反則で攻め込まれる。約2分間、ゴールラインぎりぎりでフェーズを重ね続けられ、最後は関大が執念で押し込んだ(7-17)。
同38分、同志社のFB笠原(法2)のハイパントキックに、SO田村がトップスピードで走り込む。相手SO高桑と競り合うも、ボールを手にしてグラウンディング(14-17)。的確な判断と強気のプレーで、3点差に詰め寄った。
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