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次戦は青学大戦に続き小西が9番を背負うが、河村もリザーブから出場機会を伺う。また、昨季の(フルバック)河瀬諒介(スポ3=大阪・東海大仰星)と昨年度、桐蔭学園高を初の単独優勝に導いた注目ルーキー・伊藤大祐(スポ1=神奈川・桐蔭学園)はコンディション調整のため未だ試合に出場しておらず、次戦のメンバーにも登録されなかった。
フルメンバーでの実戦経験が少ない早大は、この日体大戦で少しでもチームの練度を上げ、対抗戦のヤマ場・帝京大戦に備えたい。
一方の日体大は開幕2戦、帝京大と慶大に大差で連敗した。8月中旬、日体大の他部で新型コロナウイルスのクラスター感染が発生し、ラグビー部は約1週間活動停止せざるを得なくなったほか、U20日本代表に選出されているハラトア・ヴァイレアが海外滞在中にコロナ禍が拡大し帰国が遅れるなど、チームは予想外の準備不足に見舞われた。
しかし、日体大もこのまま負け続けるわけにはいかない。今季は対抗戦は5位チームまで全国大学選手権の出場権が与えられる。2008年以来となる悲願の大学選手権出場の切符をつかむべく、早大に対し果敢に挑んでくるはず。
ヴァイレアに加えて、NO8(ナンバーエイト)ミキロニ・リサラとCTBクリスチャン・ラウイのパワフルなトンガ出身3人組には要注意だ。
対抗戦開幕から2週間、開幕2連勝を挙げたのは早大、明大、帝京大。いずれも優勝候補となりうる下馬評の高い3校だ。「それまでの試合でいかに成長して、帝京大学との試合を迎えられるかが大事」(NO8丸尾崇真主将、文構4=東京・早実)。
その言葉通り、次戦は早大の対抗戦の行方を占う重要な試合となるだろう。早大にとって、日体大に勝つことは前提条件。内容の濃いゲームで練度を高め、来月1日に迎える帝京大戦の試金石としたい。
文/写真:細井万里男(早稲田スポーツ新聞会)
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