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ラグビー コラム 2020年10月16日

コンタクトエリアでの激闘必至! 明治大に筑波大がチャレンジ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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関東大学対抗戦Aは第3週目に入り、序盤の注目ゲームのひとつ筑波大明治大の試合が、10月18日、午後2時より、熊谷ラグビー場で行われる。有料試合だが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、チケットは前売りのみで当日券は販売されない。

開幕週に続いて先発するCTB谷山隼大

筑波大は開幕週で慶大に勝利し、第2週は帝京大に17-54で敗れたものの、HO肥田晃季(2年)が先制トライを奪い、前半30分まで14-7とリードするなど健闘した。副将のLO中原健太(4年)は、「相手の重いアタックに対して自分たちが受けてしまったのが敗因」と、帝京大の圧力に対して前に出られなかったとコメントしたが、ここまでの2試合で、上位陣に十分に対抗できる実力を示している。

前週では同点に追いつくトライをあげたSH飯沼蓮

対する明大は、第2週でホームグラウンドの八幡山で青学大を迎え撃ち、先制トライを奪われたが、82-10で快勝した。前半5分のSH飯沼蓮(3年)のトライは、この日FBで起用された石田吉平(2年)のカウンターアタックから生まれた。セブンズ日本代表でも活躍したステップワークは一対一では止めるのが難しそうだ。マン・オブ・ザ・マッチはFL福田陸人(3年)で、3トライをあげた。試合後は、「きょうはゲインラインがチームのテーマでした。得意のボールキャリーで前に出られて良かったです」とコメント。翌週の試合に向けても「得意のボールキャリーとジャッカルでチームに貢献したい」と語った。

両チームは昨年の対抗戦では開幕週(8月31日)で対戦し、59-33で明大が勝っているが、前半は筑波大が健闘している。今季は「HARD」という言葉をスローガンに掲げて、「厳しく」、「激しく」、「結束を固く」トレーニングに取り組む。気迫あふれるチャレンジを見せてくれそうだ。嶋崎達也監督は帝京大戦後、「強い帝京と体を合わせられたことで、本人たちの課題も明確になったでしょう」と話し、中原健太は「明大戦にはディフェンスの課題を修正してチーム一丸となって臨みたい」と意気込みを語った。今季はどのチームもシーズン前に練習試合が少なく、パワフルな帝京大とぶつかり合ったことは明大戦に向けての何よりの準備になったことだろう。

一方、明大の田中澄憲監督は青学大戦後、次のようにコメントした。「開幕戦の立教大戦でなかなかゲインラインを切れなかったので、きょうはゲインラインをテーマにアタックを仕掛け、それがボディブローのように効いて後半もトライがとれたと思います。チームとして成長できました。筑波大は泥臭く戦うチームで、フィジカルも強い。フィジカルのファイトで負けないようにしたいです」。

発表されたメンバーを見ると、明大は青学大戦とほぼ同じメンバー。先発ではWTB(14番)が先週の松本純弥(3年)に代わって小島昂(4年)が出場する。石田吉平(2年)は今回も15番を背負う。筑波大は帝京大戦から先発で3名の変更。HOは安里大吾(4年)が先発し、肥田晃季(2年)はリザーブ。FL(7番)は岩田真樹(3年)が先発し、先週7番だった中田都来(4年)はNO8。CTB(13番)は高校日本代表の谷山隼大(1年)が開幕週に続いて先発する。決定力あるBKラインを持つ両チームだが、今回はフィジカルバトルを強く意識しており、BKを快適に走らせるためのボール争奪戦は激しいものになりそうだ。

文:村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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