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ラグビー 関東大学対抗戦2020
【ハイライト】日本大学 vs. 関東学院大学
日大は、スクラムで圧力をかけ、ラインアウトからモールを押し込み、圧倒的に攻め続ける。前半32分には、トゥポウのトライで24-5。前半終了間際には、トゥポウがこの日3つ目のトライをあげ、33-5として前半を折り返した。後半9分にも交代出場のFL佐川奨茉(1年)がトライを追加し、その後も日大がボールをキープして攻めたが、降りしきる雨の影響もあって後半はスコアが伸びず、さらに追加点を挙げたのは後半28分だった。相手の反則で得たハーフウェイライン付近のPKからのタッチキックがミスになったのだが、これを関東学大がキャッチミス。そこに走り込んだのは、第1週で3トライをあげたWTB水間夢翔(2年)。ミスボールがすっぽりと懐に入り、そのままインゴールまで駆け抜けた。最終スコアは、50-5。日大の中野克己監督は「FWを中心にした15人がコンタクトで当たり勝てたことが大きかったです」とコメント。何度も突進してチームの勢いを引き出した藤村琉士キャプテンも、「スクラムとモールで圧倒できました」とフィジカル面を全面に押し出して戦えたことを勝因に挙げた。一方、関東学大の萬田開人キャプテンは「後半は攻めてもペナルティーを犯し、規律が守れませんでした」と反省の言葉を口にした。
連勝の日大は第3週、10月17日(土)、専修大学と対戦。連敗スタートとなった関東学大は、10月18日(日)、こちらもフィジカル面に強みを持つ流経大と戦う。
文:村上晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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