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ラグビー コラム 2020年10月12日

【ハイライト動画あり】昨季2位の日大、関東学大を圧倒 フィジカルの優位性生かして2連勝

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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10月10日(土)、関東学院大学金沢文庫ギオンアスリートパークでは、関東大学リーグ戦1部の日大関東学大の一戦が行われた。雨が降りしきり、強風という難しいコンディションだったが、互いの闘志がぶつかり合った。

昨季2位の日大は開幕週で中央大に苦戦。その反省もあってか、立ち上がりからエンジン全開で攻勢に出た。風上を利してロングキックを蹴り込み、関東学大のタッチキックで得たラインアウトからSH前川李蘭(1年)のパスでFWが次々に縦に走り込み、連続攻撃を仕掛ける。先制トライを奪ったのは前半6分だった。FW、BK一体となって縦に突進。左中間にできたラックから、タッチラインまで約15mのスペースをWTBナサニエル・トゥポウ(2年)が一人で走り切る。前川のゴールは決まらず、5-0とリード。

トライを決めたCTBフレイザー・クワーク

攻め続ける日大は、前半11分、関東学大ボールのラインアウトをスチールし、CTB広瀬龍二(2年)がディフェンスラインのど真ん中を破ってトライし、ゴールも決まって12-0とリードを広げた。その後も、自陣での戦いを余儀なくされた関東学大がなんとかタッチキックでゲームを切っては、日大がラインアウトから攻めるパターンが繰り返された。前半19分には、関東学大陣22mライン付近のラインアウトから日大がモールを組み、HO藤村琉士(4年)がサイドアタックで前進。SO饒平名悠斗(2年)が右オープンにキックパスし、関東学大がキャッチをミスすると、転々とするボールをCTBフレイザー・クワーク(3年)が拾ってトライ。ゴールも決まって、19-0とする。

防戦一方の関東学大は、前半24分、ラインアウトからの攻撃でCTB芳崎風太(3年)がディフェンスを突破し、22mライン内に攻め込む。その後の連続攻撃から最後はSO立川大輝(1年)、芳崎、WTB福士萌起(4年)とパスをつないで左コーナーに飛び込み、一矢報いた。その後も何度かチャンスを作った関東学大だったが反則やミスで得点には至らなかった。

ラグビー 関東大学対抗戦2020

【ハイライト】日本大学 vs. 関東学院大学

日大は、スクラムで圧力をかけ、ラインアウトからモールを押し込み、圧倒的に攻め続ける。前半32分には、トゥポウのトライで24-5。前半終了間際には、トゥポウがこの日3つ目のトライをあげ、33-5として前半を折り返した。後半9分にも交代出場のFL佐川奨茉(1年)がトライを追加し、その後も日大がボールをキープして攻めたが、降りしきる雨の影響もあって後半はスコアが伸びず、さらに追加点を挙げたのは後半28分だった。相手の反則で得たハーフウェイライン付近のPKからのタッチキックがミスになったのだが、これを関東学大がキャッチミス。そこに走り込んだのは、第1週で3トライをあげたWTB水間夢翔(2年)。ミスボールがすっぽりと懐に入り、そのままインゴールまで駆け抜けた。最終スコアは、50-5。日大の中野克己監督は「FWを中心にした15人がコンタクトで当たり勝てたことが大きかったです」とコメント。何度も突進してチームの勢いを引き出した藤村琉士キャプテンも、「スクラムとモールで圧倒できました」とフィジカル面を全面に押し出して戦えたことを勝因に挙げた。一方、関東学大の萬田開人キャプテンは「後半は攻めてもペナルティーを犯し、規律が守れませんでした」と反省の言葉を口にした。

連勝の日大は第3週、10月17日(土)、専修大学と対戦。連敗スタートとなった関東学大は、10月18日(日)、こちらもフィジカル面に強みを持つ流経大と戦う。

文:村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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