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オーストラリアのスーパーラグビーAUは、いよいよグランドファイナルを迎える。レギュラーシーズンを首位で終えたブランビーズに、2位のレッズが挑む、まさに頂上決戦だ。ラインアウトからのモールを武器に安定感ある戦いを続けたブランビーズに対し、レッズは若い選手たちが一戦ごとに自信をつけて勝ち進んできた。どんな展開が待っているのか胸が高鳴る。
試合は9月19日、午後7時20分キックオフ(現地時間)。舞台となるのはブランビーズの本拠地であるキャンベラのGIOスタジアムだ。COVID-19は、オーストラリアでは落ち着きつつあるが、感染拡大防止の入場制限により、チケットは6,000枚しか販売されなかった。もちろん、すでに売り切れている。
【ブランビーズ】スターティングメンバー
迎え撃つブランビーズがホームで決勝を戦うのは、2004年のスーパーラグビーで優勝したとき以来。レギュラーシーズン最終節では、レッズに7-26で敗れたが、その試合から先発で4名のメンバーチェンジがある。4番はダーシー・スワインに代わってスコットランド出身のベテランLOマレー・ダグラス。6番はロブ・ヴァレティニからFLラクラン・マキャフェリー、SHはニック・ホワイトがリザーブに回って、ジョー・パウエルが先発する。ともにオーストラリア代表の豪華リレーだ。SOも怪我で戦列を離れていた20歳のノア・ロレシオが復帰し、穴を埋めていたベイリー・クンツルが控えに回る。ロレシオは発表されたばかりのオーストラリア代表スコッドにも名を連ねる注目株だ。
【レッズ】スターティングメンバー
対するレッズは、先週の先発メンバーからPRジャンピエール・スミスがハリー・フーパートに代わり、WTBクリス・フェアウアイサウティアは負傷欠場。しかし、これ以外は変わらず。怪我が心配されたCTBハミッシュ・スチュワート、ジョーダン・ペタイアも出場する。ペタイアはアウトサイドCTBからWTBに移動し、先週、負傷退場したペタイアに代わって大活躍したハンター・パイサミがアウトサイドCTBへ。突破力抜群のWTBフィリポ・ダウングヌ、売り出し中の攻撃的SHテイト・マクダーモット、円熟味を増すSOジェームズ・オコナーも含め、強力なBKラインとなっている。レッズは、スタッツ(統計数値)の攻撃部門では、ボールを持って前進した距離(メーター=476m)、タックルされずに突破する回数(クリーンブレイク=11回)、タックルされながらも前に出る回数(ディフェンス突破=25回)、オフロードパス(8回)と、一試合平均の数値がすべてリーグ1位だ。加えてディフェンスも粘り強く、勢いはレッズが上のように見える。
ただし、ブランビーズは2週間の準備期間があり、休養は十分。ラインアウトからの強力なモールで得点する必殺のパターンを持ち、PRスコット・シオ、HOフォラウ・ファインガ、PRアラン・アラアラトゥアとオーストラリア代表のFW第一列ほか経験豊富な選手が多い。スクラムが自慢のレッズにどう対処するか。レッズのPRタニエラ・トゥポウの勢いを抑え込むことができるか。ブランビーズはホームでは強く、レッズのアンガス・スコットヤングは「キャンベラでの彼らは、10%くらいは強くなっているように感じる」と話す。データを見ても、2014年以来、レッズはキャンベラで勝っていない。だが、今季のレッズのレベルアップは著しい。好勝負が期待できそうだ。
発表されているオーストラリア代表ワラビーズのスコッド44名を見ると、ブランビーズ(13名)、レッズ(11名)から半分以上選ばれている。個人技を楽しむと同時に、オールブラックスと戦うところを想像しながら見るのも面白いかもしれない。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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