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ラグビー コラム 2020年7月20日

【ハイライト動画あり】スーパーラグビーAU第3節 ブランビーズ、劇的逆転勝利 ホームのワラターズは再三の好機生かせず

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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後半は互いに好機を生かせない展開が続く。ワラターズがPGを追加し、23-17となった後半10分過ぎからは、ボールは両チームの間を行ったり来たり。ブランビーズのラインアウトにプレッシャーをかけ、ボールを奪ったワラターズが連続アタックを仕掛けるも反則を犯して逸機。そのPKからブランビーズのFBトム・バンクスがタッチキックを蹴り込むと、これがノータッチでワラターズにボールが渡る。互いに良いプレーが続かず、もどかしい展開が連続した。


逆転のトライを決めるアイザック・ファインズ

ワラターズにとって悔やまれるのは、後半22分の比較的簡単なPGチャンスをハリソンが外したこと。そして、25分あたりにブランビーズゴールに迫ったラインアウトでのノットストレートだ。投げ手が直前に投入されたHOロビー・アベルだったことも影響したかもしれない。また、30分過ぎにも攻め込みながらボールを継続保持できずにチャンスを逃している。直後、ブランビーズに攻め込まれると、LOロブ・シモンズがタックル後にすぐに退かない反則。このPKからのタッチキックで攻め込まれ、38分、ブランビーズの交代SHアイザック・ファインズがトライされ、ゴールも決まって、23-24と逆転されてしまった。

ワラターズは一時20-5というリードをとりながら、判断のミスや反則で突き放すことができなかった。一方のブランビーズも8本のラインアウトを確保できず、攻撃を畳みかけられなかった。互いにまだチームが熟成できないことを露呈する戦いだったが、スーパーラグビーAUは始まったばかり。プレーオフもあり、この大会はまだ何が起こるか分からない。

【ハイライト】スーパーラグビー2020 オーストラリア 第3節

ワラターズ vs. ブランビーズ


文:村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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