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ニュージーランド版スーパーラグビー「アオテアロア」は第3週目に入る。先週、初登場でハリケーンズに快勝した王者クルセイダーズは、本拠地クライストチャーチでチーフスを迎え撃つ。両者は過去36戦してクルセイダーズが21勝15敗で勝ち越している。スーパーラグビー三連覇中のクルセイダーズはホームでも圧倒的に強く、最近のホームでの45戦で42勝2敗1分け。今回も優位は動かないが、実はこの2敗のうちの1敗は2016年にチーフスに喫したものだ。
前節、理詰めの5トライをあげたクルセイダーズは、全選手が有機的に機能しており、印象的な選手をあげるのは難しいが、スーパーラグビーの公式サイトで「プレーヤー・オブ・ザ・ウィーク」(週間最優秀選手)に選出されたのは、FBウィル・ジョーダンだった。14回ボールを持ち、8回タックラーを振り切って走り、3回タックラーに触れられずにディフェンスを突破した。正確なハイパントでチャンスを作り、CTBジャック・グッドヒューのトライを導き出している。
そして、週間最優秀選手の2位だったのが、チーフスのFBダミアン・マッケンジーだ。20回ボールを持って113mを前進するなど、よくボールを持って攻撃にからんだ。両FBの対決は楽しみの一つ。このほか、オールブラックスのリッチー・モウンガと、元オールブラックスのアーロン・クルーデンのSO対決、ジャック・グッドヒューとアントン・レイナートブラウンというオールブラックスのCTB対決も注目が集まる。
クルセイダーズは、キャプテンのLOスコット・バレットが足の怪我で今季は出場できなくなった。代わってキャプテンを務めるのはHOコーディー・テイラーだ。先週のハリケーンズ戦ではクルセイダーズで初めてキャプテンを務め見事にチームを勝利に導いた。頼りになるNO8フェトウ・ダグラスがバイスキャプテンとしてサポートする。
対するチーフスは、キャプテンのFLサム・ケインが怪我から復帰。オールブラックスのFLルーク・ジェイコブソンは先週のブルーズ戦の怪我で欠場するが、ボールハンターとして存在感を高めるFLラクラン・ボシャー、突破力あるNO8ピータ ガス・ソワクラと、強力なFW第三列を形成する。
チーフスは開幕2連敗。2試合で2トライしかあげられず、これは5チーム中最少。ところが、ボールキャリーは1位の252回、ゲインした距離も828mで2位と数字は悪くなく、数多くある攻撃機会を得点、勝利に結びつけられていないのが現状。スクラムの成功率は低く、ここは気になるところだ。クルセイダーズは組織ディフェンスに安定感はあるが、初戦ではラインアウトが不安定だった。互いに課題を克服し、勝利に結びつけられるかどうか。優勝を狙うにはこれ以上負けられないチーフスがどんなチャレンジを見せるのか楽しみだ。
文:村上晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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