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ラグビー コラム 2020年2月25日

全勝街道を突き進む神戸製鋼。東芝から大量得点&ゼロ封勝利。トップリーグ第6節レビュー

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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衝撃的な一戦になった。

5勝0敗の神戸製鋼コベルコスティーラーズが2月23日(日)、兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で、4勝1敗の東芝ブレイブルーパスを迎え撃った。

トップリーグ第6節の好カードとあって、観客数は2万3647人。

地元・神戸製鋼が迎える相手は、日本代表キャプテンのNO8リーチマイケル擁する今季4勝の東芝であり、好ゲームが期待された。

神戸製鋼は4人の2019年W杯日本代表をスタメンに並べ(PR中島イシレリ、CTBラファエレ ティモシー、WTBアタアタ・モエアキオラ、FB山中亮平)、そして司令塔10番を元NZ代表のダン・カーターが背負い、SH日和佐篤と熟練コンビを組んだ。

序盤は、ビジターの東芝がペースを掴んだ。

東芝はこの日パワフルに動き回ったLO梶川喬介の好タックルから、HO橋本大吾がボールを強奪してターンオーバー。NO8リーチの突進に合わせ、アウェー会場からは「リーチ!」の大声援が飛んだ。

東芝は2度目のスクラムでもペナルティキック(PK)を奪取するなどしたが、ラインアウトモールで落球。得点機を失った。

ここで神戸製鋼の突破口を開いたのは、今季8トライでリーグ1位だったNO8タウムア・ナエアタ。流経大卒の26歳だ。

前半10分、NO8ナエアタがアタックの担当エリアであるエッジ(フィールド外側)で、スピードを活かして豪快に突破。

CTBリチャード・バックマンの先制トライを演出し、SOカーターのコンバージョンキックも決まって、神戸製鋼が7点を先制した。

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さらに1トライを追加した神戸製鋼は、日本代表のWTBモエアキオラが活躍。

前半22分には自陣深くからのキックカウンターで大きくゲインし、NZ代表のLOブロディー・レタリックの独走トライをお膳立てした。21-0

神戸製鋼は序盤にペナルティを奪われたスクラムでも反転攻勢。

ラインアウトでは、そのLOレタリックが204センチの長身を活かし、何度もクリーンキャッチ。投入された相手ボールを一人でカットするなど、ラインアウトのディフェンスでも見せ場を作った。

スクラムでも圧倒し始め、セットピース(スクラムとラインアウト)を制圧された東芝はいよいよ苦しい展開に。

一方の神戸製鋼はボールキャリアーがオフロードパス(タックルを受けながらのパス)を多用し、SH日和佐が高速展開。

東芝のディフェンスを翻弄し、前半27分にNO8ナエアタが今季自身9トライ目をスコア。同30、34分にはCTBラファエレの連続トライが生まれて40-0。前半40分間で勝利は濃厚となった。

ところが勝利濃厚の状況となっても、神戸製鋼は緩まなかった。後半もスタートから猛攻し、守ってはきっちりと無得点に抑えたのだ。

後半は開始2分でWTBモエアキオラがタックラーを吹き飛ばして右隅にトライ。47-0

東芝もFBティム・ベイトマンが防御網を突破するが、神戸製鋼SOカーターによる絶妙なアンクルタップで転倒させられ、独走トライはならず。

得点機でのラインアウトモールも潰され、東芝は何度もトライラインの手前で攻撃権を失った。

2018年度に15年ぶりの王者となる以前、神戸製鋼は調子に波のあるチームだったが、2020年の神戸製鋼は47-0でリードしていても鉄壁を崩さなかった。

東芝は後半出場で大東大卒のルーキー、平田快笙が猛タックルやジャッカル成功で存在感。

しかし神戸製鋼も途中出場組が躍動し、後半35分には清水晶大の大外へのキックを、アンダーソンフレイザーが捕球してトライ。

後半40分には、その2人と同じく途中出場組のフッカー平原大敬がラインアウトモールからグラウンディングに成功。57-0という衝撃的なスコアでノーサイドを迎えた。

マン・オブ・ザ・マッチに輝いたのは、この日もボールキャリアーとして獅子奮迅だった神戸製鋼のNO8ナエアタ。

開幕4連勝からの2連敗となった東芝。

次節の2月29日(土)は5勝1敗のヤマハ発動機と対戦。その後はクボタ、トヨタ自動車と強敵が続く。敗戦から立ち直り、正念場を乗り切りたい。

神戸製鋼はNTTドコモ戦(97-0)、リコー戦(43-6)に続いてのノートライ勝利。無傷の開幕6連勝を飾った。

次節も地元・兵庫で29日、1勝5敗の日野と対戦する。

大量得点よりも、3試合連続のノートライ勝利にこそ神戸製鋼の充実ぶりが現れているのではないだろうか。果たして神戸製鋼の連勝街道に待ったをかけるチームは現れるのか。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツライター。法政二高-法政大学ではラグビー部に所属。大学1年時にU19日本代表候補に選出される。法政大学大学院日本文学専攻卒。現在は「ラグビーリパブリック」「Number web」等に記事を寄稿。ユーモアエッセイストとしても活動中。

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