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サントリー対NTTコムは、好勝負必至。ケレビ対リアリーファノのオーストラリア代表対決!流、松島対マフィの日本代表対決など見どころ満載
村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一のべ10万人以上の観客が集ったトップリーグ開幕節は、日本代表選手の活躍もあって大いに盛り上がった。第2節も注目カードが並ぶが、本欄ではサントリーサンゴリアス対NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦を取り上げたい。両チームは昨シーズン2度対戦。2018年9月7日のリーグ戦で20-18、同年11月24日のカップ戦で33-26と、いずれもサントリーが勝っているが僅差勝負だった。互いに新しいメンバーもいるが今季も好勝負が期待される。
サントリーは開幕節で東芝ブレイブルーパスに19-26で敗れた。危険なプレーでのレッドカードを受け、約65分を14人で戦うことになった。「結果については望むものではありませんが、14人で試合の大半を戦って1ポイントを獲得できたことは、誇れることであると思います。この1ポイントも、梶村選手が相手のゴールキックをチャージしたことで、得られたものであり、こういうプレーができるチームを誇りに思います」。流大キャプテンの言葉通り、数的不利を感じさせずに戦ったところは逆に底力を感じさせた。松島幸太朗の驚異の股下パス、1人で2人をディフェンスしてタッチに押し出したタックルなどは、そのプレーだけで入場料分の価値があった。
第2節も松島は先発。流キャプテンはじめ、トップリーグデビュー戦でオーストラリア代表の実力を見せつけたサム・ケレビ、トライをあげたWTBテビタ・リー、パワフルな突進を見せたテビタ・タタフの新戦力は引き続き先発。第1節から先発では5名の変更がある。FWでは、LO小林航に代わってトム・サベッジ、FLジョーダン・スマイラーから飯野晃司、レッドカードを受けて3試合出場停止になった西川征克からジョーン・マクマーンに代わる。BKは、SOマット・ギタウから田村煕、WTB尾崎晟也から江見翔太に代わった。ギタウは、外国人枠(他国代表歴のある選手は同時出場2名)の問題で、リザーブ。マクマーン、ケレビのオーストラリア代表組のいずれかと途中交代することになるだろう。トップリーグデビューとなるのは、LOトム・サベッジ。イングランドのグロスターでプレーしていた選手で、197㎝、118キロのサイズでイングランドのFWらしい力強いプレーが楽しみだ。
NTTコムは、前節、日野レッドドルフィンズに29-20で勝利。一時は、17-8と9点差のリードを奪われる苦しい戦いだったが、CTB池田悠希、SO小倉順平のトライで逆転し、最後はNO8金正奎キャプテンのインターセプトからのトライで勝ち切った。「前半、ディシプリン(規律)の面で課題がありましたが、後半にしっかり修正ができました。次のサントリー戦に向けて規律を正していきたいと思います」(金キャプテン)。
サントリー戦に向けて、先発メンバーは5名の変更。FWでは、PRが庵奥翔太からスーパーラグビーのハイランダーズでプレーしたセコナイア・ポール、レイルア マーフィーから三宮累に代わる。LOは佐藤大樹から中島進護、FLは鶴谷昌隆から牧野内翔馬。BKでは、SH鶴田諒に代わって俊敏な動きが光る湯本睦が出場する。前節は、今季より加入の万能BKシルヴァン・マフーザが8回のディフェンス突破で活躍。日本代表のアマナキ・レレイ・マフィもチームNO1の20回のボールキャリー(ボールを持っての突進)、金正奎もBK並みのスピードでディフェンスラインを破り、2トライをあげた。彼らがサントリーディフェンスを崩せるかどうかは見どころの一つだ。
サントリーは、日本一の攻撃型のプレースタイルを標榜する。リー、江見、松島のバックスリーは決定力がある。NTTコムもマフーザに加え、今季加入のCTBクリスチャン・リアリーファノ(オーストラリア代表26キャップ)、石井魁、山田章仁の両WTB。開幕節ではまだ全開とはいかなかった南アフリカ代表HOマルコム・マークスなど攻撃的な選手が揃う。リアリーファノはオーストラリア代表ではチームメイトだったケレビとのCTB対決。この2人は、ラグビーワールドカップ日本大会準々決勝では、SOリアリーファノ、CTBケレビでイングランドと対戦している。サントリーのタタフとNTTコムのマフィのトンガ出身同士のNO8対決ほか、個々のマッチアップも楽しみな戦いだ。
文:村上 晃一
ジャパンラグビートップリーグ2020
【ハイライト】東芝ブレイブルーパス vs. サントリーサンゴリアス|ジャパンラグビー トップリーグ2020 第1節
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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