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【ハイライト動画あり】華麗サインプレー連発のNTTコミュニケーションズが開幕戦勝利。好勝負演じた日野は悔しい敗戦。トップリーグ2020開幕節
ラグビーレポート by 多羅 正崇しかし、後半はNTTコミュニケーションズが見事な巻き返しを見せた。
前半こそブレイクダウン(タックル後のボール争奪戦)などで劣勢に立たされた。元南アフリカ代表のヒュー・リースエドワードHC(ヘッドコーチ)は、修正力が形勢逆転の鍵になったと振り返った。
「前半は規律が良くなかったが、後半は修正して戦い抜くことができました」。
後半21分には東海大学出身のCTB(センター)池田悠希がインゴールに走り込み、同26分には、桐蔭学園-早稲田大学のSO小倉順平が、スピードを活かして右中間に逆転トライ。22-17とゲームをひっくり返した。
この日のNTTコミュニケーションズはたびたび難易度の高い、華やかなサインプレーを披露していた。
チームには新加入した南アフリカ代表の『世界最強フッカー』マルコム・マークス、日本代表のNO8アマナキ・レレイ・マフィといった強力なボールキャリアーもおり、シンプルなファイトも武器になる。
ただ、新指揮官のリースエドワードHCは、リーグ全体のことも考え、エンターテイメント性溢れるラグビーを志向している。
「最終的には私たちもエンターテイナーです。お金を払って見にきてくれる皆さんが『見たい』と思うスタイルのラグビーをすることが大事です。そうすれば人がたくさん来てくれると考えています」。
敵陣ラインアウトのチャンスでSH(スクラムハーフ)鶴田諒を突破役に使ったり、タッチキックを蹴ると見せかけて奇襲を仕掛けたり。
リーグ発展も視野に入れた「エンターテイメントとしてのラグビー」で勝負に出た。
手に汗握る好勝負は、日野が後半31分にPGを追加し、終盤までNTTコミュニケーションズが22-20でリード。
勝負を決したのは、後半38分、キャプテンのインターセプトだった。
「味方がワイド(エリア隅)のブレイクダウンでプレッシャーを与えてくれたおかげで、相手のパスコースがひとつしかなかった。その過程がトライに結びつきました」(NTTコミュニケーションズ・FL金キャプテン)。
FL金キャプテンが相手SHのパスをインターセプト。約50mの独走トライを決めた。
CTBクリスチャン・リアリーファノのゴールも成功し、29-20で勝ち鬨。2トライを挙げたNTTコミュニケーションズのFL金キャプテンがMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に輝いた。
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