「素晴らしい景色」と藤原監督、桐蔭学園が御所実業を破り「高校3冠」。全国高校ラグビー大会

◆桐蔭学園　SO伊藤大祐キャプテン

「優勝して最高でした。一番思い浮かべたのは藤原先生に『ありがとうございました』という感謝の気持ちでした。桐蔭学園に3冠をもたらしたというのは大きな自信になります。

3年生は次のステージに向かっていきます。僕自身、今日の試合が100％の試合だったわけではないですし、反省点もあります。将来の夢は日本代表なので、そこはしっかり修正して新たなステージでレベルアップできるように頑張っていきたい。

（2年生以下に向けて）今年は今年。次の年は次の年。僕も（昨年度の）この日に『新チームが始まった』と言いました。佐藤（健次）も、青木も、秋濱も切り替えてやっていってほしい」

◆御所実業　竹田寛行監督

「（モールで先制したが）ああいった形をもっと作りたかったができなかった。最後までピッチに立っている学生がやり切ってくれた。一生懸命やってきたことをやってくれようとしたので満足しています。

相手はもともと強いチームでラグビーを知っていました。次の時代が必ず来る、それが狙いです。毎年、向上する文化を作ろうとしています。（優勝には）届かんでしょうね。ここに来るのがやっとです。また頑張ります」

◆リーダーの1人FB石岡玲英選手

「前半はチーム全体としてやること統一できていた。あと30分、気持ちの部分で引いてしまったら負けてしまうので、やり切ろうと声をかけた。みんなしっかり前に出て頑張ってやったが最後は力が及ばなかった。桐蔭学園は1人ひとりが前に出て、素晴らしいチームだった」。

文：斉藤健仁