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ラグビー コラム 2019年12月29日

Aシード京都成章、「史上最大のFW」で悲願の初優勝を目指す。全国高校ラグビー大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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写真:部員140名の大所帯

京都成章は3学年合計120名ほどで、女子も入れると140名と部員数が多い。そのため、学生による投票がちょうど割れたこともあり、今シーズンは初めてPR西村、FL三木の共同キャプテン制を敷いた。

FL三木が「見えないところを、西村がカバーしてくれる」と言えば、PR西村も「大所帯なので目が届きやすいのでやりやすいです」と話す。

春の選抜大会では優勝した桐蔭学園(神奈川)に20-21で逆転負けを喫した。そのため、選抜大会後は攻撃力を高めるため、ボールを大きく動かす練習にも積極的に取り組んだという。

写真:ディフェンス練習に精を出すフィフティーン

もちろん京都成章と言えば、「ピラニアタックル」と呼ばれる、激しく前に出るディフェンスは健在だ。

府予選決勝でも、ディフェンスが前に出て相手を囲み、チョークタックルからのモールアンプレアブル(モール停滞により、守備側のスクラムで再開)を決めていた。

身体の大きいFW陣を含めて、相手を抱えてモールアンプレアブルにもっていくシーンが多く見られそうだ。

写真:指導する34年目の湯浅監督

予選決勝から花園までの期間は、湯浅監督は「アタックは水ものだが、ディフェンスは不変にしないといけない」と、もう一度、組織ディフェンスとフィジカルトレーニングに重点を置いたトレーニングをして本番に備えた。

花園に向けて共同キャプテンのFL三木は「選抜大会で負けた桐蔭学園に勝ちたいですが、関西にも強豪チームがたくさんいる。優勝を狙っているが一戦一戦、目の前の敵を倒していきたい。僕らの伝統であるディフェンスを見せたい」と語る。

また、湯浅監督は「今年度はどこかのチームが飛び抜けていないと思います。優勝は花園時のコンディションによる。ディフェンスと30人の力で勝負する」と語気を強めた。

京都成章は選抜大会こそ決勝まで駒を進めたことがあるが、花園の最高成績はベスト4である。今シーズンこそ準決勝の壁を破って決勝進出、そして初の栄冠に輝くことができるだろうか。

◆全国高校ラグビー大会2回戦
・12月30日(月) 14:30 京都成章(京都) vs. 尾道(広島)

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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