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写真:高知中央の選手に声をかける秋田中央の選手
◆第2グラウンド 試合結果
○静岡聖光学院 36-12 名護●
○茗渓学園 50-21 鹿児島工業●
○城東 21-7 新潟工業●
○秋田中央 26-24 高知中央●
第2グランドでは第4試合に大逆転劇が起きた。秋田中央(秋田)は高知中央(高知)のトンガ人留学生のパワーに押されて、前半は5-24と19点リードで前半を折り返した。
「ボールをキープして開き直って攻めるしかない」と決めた秋田中央は、CTB(センター)小田嶋生吹(3年)らBK陣が躍動する。
最後はSH(スクラムハーフ)柴田祥太郎(3年)が、相手FW陣の隙を突いてトライを挙げて26-24と逆転。最後もチーム全員が身体を張って失点を許さず、そのまま逆転勝利を収めた。
古谷和義監督は「前半、相手の留学生のFBが力強くて、カウンターで後手に回った。後半、思い切って攻めた。キック使わないでマイボールをキープしたのが大きかった」と選手たちの頑張りを称えた。
第1試合はセットプレーからのアタックが冴えた静岡聖光学院(静岡)が、名護(沖縄)に36-12で快勝。
第2試合は優勝経験もある茨城の名門・茗渓学園が主将SH大越元気(3年)を中心に攻めて前半だけで31-0と勝負を決めて、51-21で勝利した。
写真:モールで攻め込んだ新潟工業
第3試合は、選抜でも2勝を挙げていた城東(徳島)がモールを武器とする新潟工業(新潟)に21-7で勝利した。
新潟工業は、日本代表PR(プロップ)稲垣啓太(パナソニック)の母校であり、稲垣がグラウンドの天然芝化の初期費用を負担したことでも話題を呼んだ。
その芝で練習してきた選手たちだが、稲垣先輩に勝利を届けることができなかった。
樋口猛監督は「うちの力が通用しなかった。力で圧倒するということができなかった。城東がすばらしかった」と肩を落としたが、「来年度は稲垣効果でたくさん(部員が)入ってきてくれるでしょう」と先を見据えた。
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