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ラグビー コラム 2019年12月6日

朝日大の快進撃はどこまで続く? 大学選手権2回戦で初出場の九州共立大が挑む

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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全国大学選手権 2回戦

大学ラグビーの日本一争いはいよいよ佳境に入る。12月1日、各主要大学リーグが終了し、第56回全国大学ラグビーフットボール選手権の対戦カードが決まった。1月11日、新しい国立競技場で行われる決勝戦に駒を進めるのはどのチームなのか。明大の連覇か、帝京大の巻き返しか、昨季準優勝の天理大が雪辱するのか。選手権に参加するのは全国の予選を勝ち抜いた14チーム。すでに開幕しており、11月24日の1回戦では、朝日大学(東海・北陸・中国・四国代表)が、八戸学院大学(東北・北海道代表)から13トライを奪い、86-21で勝利した。

朝日大学は東海学生リーグで圧倒的な強さを見せ、7戦全勝優勝。東海・北陸・中国・四国代表決定戦では環太平洋大学に55-5で勝利し、8大会連続8回目の選手権出場を決めている。破竹の快進撃はどこまで続くのか。地元の岐阜県・長良川球技メドウで行われた1回戦では、FB永野拓也(3年)のカウンターアタックからチャンスを作り、WTBフィティスア・ティモ(3年)が先制トライ。サモア出身のティモは180cm、95kgのサイズでスピードがあり、セブンズ・デヴェロップメント・スコッドのキャンプに練習生として参加したこともある。自陣からの独走トライも含めてこの日4トライをあげた。

パワフルなLOイオスア・ソウソウ(3年)、NO8アウェムイ・シオネを軸にしているが、他にも突破力ある選手が多く、この攻撃力が全国レベルでどこまで通じるのか。また、朝日大にはタイから13歳の時に来日し、目黒学院中学に入学したピーラナツ・プスパコム(1年)というBKの選手もいる。どんなプレーを見せてくれるのか、楽しみだ。

朝日大は、12月8日、ミクニワールドスタジアム北九州(福岡県)で行われる2回戦で、初出場の九州共立大と対戦する。九州学生1部リーグで優勝した九州共立大は、関東学院大でキャプテンを務め、コカ・コーラレッドスパークスでも活躍した松本健志監督が率いる。松本監督がコーチングスタッフに加わったのは2014年。日本一を目標に着々と力をつけてきた。今季のリーグでは福岡大学に惜敗したが、6勝1敗ながら勝ち点差で福岡大を上回って優勝を決めた。キャプテンのPR竹内柊平(宮崎工)はじめ九州、四国の高校を卒業した選手が多いが、御所実業や京都成章など関西強豪高校からやってきた選手もいる。全国レベルでは体格が小さいが、どこまで粘り強く戦えるか。朝日大のパワフルな選手たちをスピードに乗る前に止めたい。

朝日大対九州共立大の勝者は3回戦で関西大学Aリーグ3位の関西学院大と対戦することになっている。そこを突破すれば連覇を狙う明治大が待ち受ける。両大学ラグビー部にとって新たな歴史を刻む挑戦に注目だ。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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