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ラグビー コラム 2019年11月15日

関東大学リーグ戦1部、関西大学Aリーグで優勝争いの大一番。東海大、天理大は全勝を守れるか。

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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イノケ ・ブルア

2020年1月11日に行われる予定だった第56回全国大学ラグビー選手権の決勝戦の舞台が新国立競技場に決まった。2013年まで大学選手権の準決勝、決勝は国立競技場で行われてきた。全国の大学ラグビー選手にとって「国立」は憧れの場所だった。それが今年度から復活するのだ。日本一を目指す選手達のモチベーションは大いに高まっているだろう。

今年度の大学選手権はすでに東北・北海道代表が八戸学院大学に決定しており、11月24日から開幕する。強豪校がひしめく関東、関西各リーグの上位校が登場するのは、12月15日の3回戦からだ。その出場権をかけた各リーグは順位争いが最終局面を迎えている。11月16日、17日は、関東大学対抗戦は試合がなく、関東大学リーグ戦1部、関西大学Aリーグでは、優勝争いの重要な一戦がある。

関東大学リーグの大学選手権出場枠は「3チーム」。このリーグは勝ち点制で順位を決めているが、ここまで東海大が5戦全勝の勝ち点20で首位に立っている。16日、秩父宮ラグビー場にて東海大に挑むのが前節、大東文化大との死闘を22-21という1点差で制した流通経済大(4勝1敗、勝ち点17)だ。前節の流通経済大は、WTB横瀬慎太郎の3トライなどでリードしながら、最後は大東文化大の猛反撃を受け辛くも逃げきった。2014年以来の優勝を狙ってのチャレンジになる。この日の秩父宮ラグビー場では、第1試合で4位の大東文化大(2勝3敗、勝ち点11)と5位の法政大(2勝3敗、勝ち点11)が対戦。3位以内を巡る戦いも面白い。3位の日本大(3勝2敗、勝ち点13)は、17日、8位の中央大と対戦する。

関西大学Aリーグは4位までが大学選手権に出場できる。前節を終えたところで、5戦全勝の天理大、4勝1敗の京産大、同志社大は確定。関西学院大、近畿大が残る1枠を争う。11月17日、滋賀県の皇子山では、立命館大対京都産業大、同志社大対天理大の2試合が行われる。優勝争いとなるのが第2試合。前節、京都産業大に今季初黒星を喫した同志社大だが、今季はフィジカル面を鍛え、スクラム、モールも着実にレベルアップしてきた。そこにこだわった末の惜敗だったのだが、WTB山本雄貴、山口楓斗、FB原田健司らアウトサイドBKはスピードがあり、得点力は高い。天理大は今季、序盤に失点する場面があり、同志社大が先行し、FW戦である程度戦えれば僅差勝負になるだろう。

とはいえ、天理大は昨季の大学選手権準優勝校。今季こそ悲願の大学日本一を目指している。11月9日に立命館大に勝利した後、小松節夫監督は、残り試合について「特に新しいプランを考えるのではなく、京産大、同大とタイプの違う2チームとの対戦で課題を見つけて修正し、選手権に臨みたい」とコメントした。FL岡山仙治キャプテンは「課題だったコンタクトして外へ展開するということができた」と話し、大差で連勝するなかで課題を修正している様子がうかがえた。同志社大に対して、どこまでプレーの精度を上げられるか。多彩な攻撃力を持つ両チームの対戦は見る者を楽しませる内容になりそうだ。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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