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ラグビー コラム 2019年9月24日

観客の興奮を呼ぶ好ゲーム「ウェールズ vs. ジョージア」レビュー。ラグビーW杯日本大会

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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RWC2019

前半30分過ぎからは、ようやくジョージアが攻め込んだが、これをしのいだウェールズは、39分、FBリアム・ウィリアムズがトライ。ボーナス点を獲得する4トライ目をあげ、29-0とした。ウェールズのヘッドコーチ、ウォーレン・ガットランドは、「みんなよく走った。いい形のトライがあり、(4トライ以上の)ボーナスポイントも取れてよかった」と選手たちを称賛。ジョージアの強みのフィジカルを抑え、攻守に精度高くプレーした北半球王者が支配した前半だった。

RWC2019

しかし、「後半はやや雑になってしまった」とガットランドヘッドコーチが言う通り、整った攻めができなくなる。一方、ジョージアは意地を見せた。後半2分、ゴール前のラインアウトからモールを押し込み、HOシャルヴァ・マムカシヴィリがトライ。20歳のSOテド・アブジャンダゼがゴールを決めて、29-7。その後のゴールラインを背負ってのピンチは、WTBミリアン・モデバゼのインターセプト、交代出場のPRレヴァン・チラチャバのジャッカル(タックルで倒した選手からボールをもぎ取るプレー)で防ぎ、スタンドを沸かせた。24分にはウェールズの交代出場のSHトマス・ウィリアムズにトライを追加されたが、あきらめずに攻め、28分にはスクラムを押し込んで反則を誘い、PKからの速攻でチラチャバがトライ。スタジアムは大歓声に包まれた。「後半、ジョージアらしいファイティングスピリットを見せられたことを誇りに思う」と、ジョージアのミルトン・ヘイグヘッドコーチ。何度突き放されても食らいつくジョージアに多くの観客が胸を打たれたことだろう。

プレーヤー・オブ・ザ・マッチは、両鼻から出血しながら奮闘したウェールズLOジェイク・ボールが受賞した。ジョージアは、6日後の9月29日、熊谷ラグビー場でウルグアイと対戦。ウェールズは、同じく29日、オーストラリアとの大一番を迎える。

【ハイライト】ウェールズ vs. ジョージア ラグビーワールドカップ2019 プールD

© Rugby World Cup Limited 2019
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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