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ラグビー コラム 2019年9月23日

イングランドがオーソドックスな試合運びで快勝。ラグビーW杯日本大会「イングランド vs. トンガ」レビュー

ラグビーレポート by 真鍋 雅彦
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イングランド-vs.-トンガ

大会3日目となる9月22日、北の大地では札幌ドーム2試合目となる「イングランド×トンガ」戦が行われた。
名将エディー・ジョーンズHCのもと、2003年以来2回目の優勝を目指すイングランドと、これまでベスト8進出はないが個々の力では世界でもトップクラスと称されているトンガ。イングランド優位は動かないものの、激しい戦いになることが予想された。

その予想通り、序盤は拮抗した戦いに。前半10分、イングランドがほぼ正面のPGを決めるや、トンガも14分、右サイド43mからのPGに成功して3-3の同点になるなど、20分過ぎまでは一進一退の戦いが続いた。
イングランドが初めてトンガのゴールラインを割ったのは23分。トンガ陣ゴール前の5mスクラムからNo.8ビリー・ヴニポラ→SHベン・ヤングズ→CTBマヌー・トゥイランギと繋ぎ、トンガディフェンスの数は揃っていたがトゥイランギ相手をなぎ倒しながら突進。そのままインゴールにボールを押さえて8-3とした。トゥイランギの突破力は、この後の試合でもイングランドの大きな武器になりそうだ。
さらに30分には、ハーフウェーライン付近のラックから左に展開。快足ランナーWTBジョニー・メイがタッチライン際を走ってトンガ陣22付近までボールを運び、内側をフォローしていたトゥイランギにパス。トゥイランギがギアを上げてディフェンスを振り切り、この日2本目のトライを奪った。ゴールも成功して15-3。36分にはゴールポスト正面で得たPGをSOオーウェン・ファレルが難なく決め、前半はイングランドが18-3で折り返した。
後半も開始早々イングランドがPGで加点して21-3になり、このままイングランドペースで試合が運ぶかに見えた。

しかし、この日のイングランドは、アルゼンチン戦やフランス戦を意識してか攻めが単調になりがちだった。また、イングランドらしからぬハンドリングエラーも多く、ボールを支配するがゴールラインに近づけない時間が続く。 それに対してトンガも、PRベン・タメイフナらFWの突進で突破を図ろうとしたがイングランドの分厚い壁を破れず、後半15分頃までは膠着状態が続いた。 試合が動いたのは16分。イングランドがPKで得たトンガ陣5mのラインアウトからモールをあっさり押し込んでトライ。ファレルのゴールも決まり、28-3に。トンガの攻め手のなさから考えて、勝負はこの時点でついたといえよう。しかしイングランドはここからも、ボーナスポイントが獲得できる4本目のトライ奪取を目指して果敢にアタック。36分、ハーフウェーライン付近からの攻撃で途中出場のCTBジョナサン・ジョセフがパスダミーで抜け出し、同じく途中出場のHOルーク・カーワン ディッキーに繋いでトライ(ゴール成功で35-3)。ボーナスポイントをゲットした。

ハンドリングエラーが14個と多かったこと(トンガは6個)と、また、格下相手に10個の反則を犯したこともあって、エディー・ジョーンズHCも「いい試合だった」というコメントとは裏腹に大満足とはいかなかったようだが、トンガを1PGに押さえたことからも分かる通りディフェンスはほぼ完璧。アッタクも、FWの推進力、ファレルの正確なキック、トゥイランギの突破力、メイとアンソニー・ワトソンの両WTBのスピードなど、多数の強みを持っていることが判明した。中3日で戦うアメリカ戦(9月26日神戸市御崎公園球技場)はもちろん、アルゼンチン戦、フランス戦でのパフォーマンスも楽しみになってきた。

一方、優勝候補相手に奮闘したトンガは9月28日に花園ラグビー場で、フランスに惜敗したアルゼンチンと戦う。イングランド戦では思うようにテリトリーが取れず、得意の肉弾戦に持ち込めなかったトンガ。その反省をどう生かすかに注目したい。

文:真鍋 雅彦

【ハイライト】イングランド vs. トンガ ラグビーワールドカップ2019 プールC

© Rugby World Cup Limited 2019
真鍋 雅彦

真鍋 雅彦

フリーライター。1957年大阪府生まれ。父の影響で小学生の頃からラグビーに親しむ。大学卒業後、ベースボール・マガジン社勤務を経てフリーランスに。主にラグビー、野球、ゴルフなどの原稿を執筆。2014~18年、キヤノンイーグルスWEBページのオフィシャルライターを務める。

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