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ラグビー コラム 2019年8月23日

ラグビーワールドカップ最強の戦士たち -プールA- 日本のライバルをチェック!

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ラグビーワールドカップ(RWC)の開幕まで、あと、28日となった。イングランドはじめ、イタリア、アルゼンチン、フィジーなどが相次いでRWCメンバーを発表している。日本代表が所属するプールAの国々も、ウォームアップマッチを行い、最後の準備に余念がない。今回は、プールAの注目選手をあげておきたい。詳しいファンの皆さんには当たり前の選手たちだが、おさらいの意味も込めて。

ジョナサン・セクストン

アイルランド代表 SOジョナサン・セクストン

アイルランドは、なんといっても世界最高のプレーメイカーである、SOジョナサン・セクストンだ。188cm、92kgの34歳。2009年からアイルランド代表入りし、主にレンスターでプレー。2013~2015はフランスのラシン92でもプレーした。状況判断の確かさと正確なキック、パスで味方を走らせ、隙があれば自らもトライまで突っ走る。2018年はワールドラグビーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)にも選出された。セクストンが快適にプレーすれば、アイルランドは勢いに乗る。

キャプテンのHOローリー・ベストは、117キャップを誇る37歳のベテラン。180cm、110kgと体格は大きくないが、屈強なアイルランドFWの先頭に立ち、運動量が豊富でタフにプレーする。この2人からすれば若い24歳のCTBギャリー・リングローズの突破力もディフェンス側には脅威だ。187cm、95kgのサイズでディフェンスを縦に切り裂く。8月10日、イタリアに勝利した試合でも12回のボールキャリーでチームNO1の72mをゲインした。

フィン・ラッセル

スコットランド代表 SOフィン・ラッセル

スコットランドは、SHクレイグ・レイドローが日本では有名になったが、もっとも怖いのはSOフィン・ラッセル(26歳)だ。ディフェンスのいないスペースへ素早く放つロングパスで味方を走らせトライを演出する。8月10日、スコットランドはフランスに完敗したが、その中でボールを持てば必ずゲインしていたのがFBスチュアート・ホッグ(27歳)。日本代表が対戦するときはキックの使い方には要注意。彼に余裕のあるボールを渡せばカウンターアタックで大きくゲインされてしまうだろう。このフランス戦でキャプテンを務めたHOスチュワート・マキナリーは、2013年にFW第三列からHOに転向した選手で、190cm、108kgとHOとしては大きく、走力があり、トライをとる力もある。

バシリー・アルテミエフ

ロシア代表 FBバシリー・アルテミエフ

ロシアは、8月18日、イタリアに15-85で敗れたが、その中で奮闘していたのが、FBバシリー・アルテミエフだ。2009年のロシア代表入り以来、トライゲッターとして活躍している。サモアも海外のクラブでプレーする選手が並ぶが、スーパーラグビーのハリケーンズで今年デビューしたばかりのLOケイン・ラウペペは、201cm、119kgのサイズでスピードもあり期待の新星だ。日本でプレーした選手で注目したいのが、宗像サニックスブルースでプレー経験のあるFBジェイミー=ジェリー・タウランギ(26歳)。タックラーを腰砕けにするステップワークはトップリーグでも証明済み。2017年よりサモア代表入りし、馴染みのある日本で大ブレイクといきたい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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