人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2019年8月2日

必勝態勢の両チーム! 日本はリーチ、流ら先発5名変更。トンガはヨーロッパでプレーする選手が中心に

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line
ラグビー日本代表

ラグビーワールドカップ(RWC)日本大会開幕まで48日となる8月3日、日本代表が東大阪市花園ラグビー場でトンガ代表と対戦する。7月27日、釜石でフィジー代表の快勝した日本代表がそのままの好調を維持し、ラグビーファンをさらに喜ばせることができるのか、注目のキックオフは午後7時10分だ。立見席を仮設の椅子席で覆ったRWC仕様のスタンド、明るいLED照明に輝く緑の芝生の上でどんなラグビーが繰り広げられるのか、楽しみは尽きない。

8月1日、両チームのメンバーが発表になった。日本代表は、フィジー代表戦から先発で5名の変更がある。フィジー戦では交代出場だったキャプテンのリーチ マイケルは6番をつけての先発。フィジー戦で抜群の突破力を見せつけた姫野和樹はリザーブ(控え)に回る。怪我のFLピーター・ラブスカフニに代わって7番は徳永祥尭、LOはジェームズ・ムーアからヴィンピー・ファンデルヴァルト、SHは茂野海人から流大、11番のWTBは福岡堅樹からレメキ・ロマノ・ラヴァとなる。流、福岡はベンチ入りする。

パシフィックネーションズカップ(PNC)での日本代表は、8月10日のアメリカ代表戦を残しており、この3試合の中で最後の選手選考も行われている。LO、FLは競争が激しい。今回は、ヴィンピーと徳永、リザーブのヘル ウヴェがチャンスを得た。リーチもフィジー戦後に「このままのプレーだったら、僕はリザーブになる」とレギュラーのパフォーマンスではなかったとコメント。現在のFW第三列はタッチライン際のスペースでボールを持って前に出ることが求められており、この点でリーチもアピールしたい。また、フィジー戦では後半、ディフェンスの精度が落ち、リーチもタックルが満足な出来ではなかった。RWCでの強豪国相手にはディフェンスが勝利のカギだ。堅実なタックルも各選手に求められている。体重155㎏のPRベン・タエイフナほか、パワフルな選手が揃い、縦にディフェンスを切り裂いてくるトンガ代表を前に出るタックルで止め続けたい。

世界ランキングは日本代表の11位に対してトンガ代表は14位。先週はPNC初戦でサモア代表に17-25で敗れた。そこから大きくメンバーを変更。先発ではCTBクーパー・ブーナ、PRパエア・フォアヌヌ、LOレバ・フィフィタら6名が連続出場するが、ヤマハ発動機ジュビロでプレーしたCTBシアレ・ピウタウ主将、フランスのカストルでプレーするLOシティベニ・マフィ、イングランドのニューカッスルでプレーするSHソナタネ・タクルアらが出場。ヨーロッパでプレーする選手が軸の強力なメンバーだ。リザーブには、朝日大学で活躍後、イングランドのサラセンズ入りしたシオネ・バイラヌもおり、クーパー・ブーナは東芝ブレイブルーパスで活躍した。

日本代表のテストマッチ最年長出場記録(38歳3カ月)を塗り替えたLOトンプソン ルークは、花園ラグビー場をホームとする近鉄ライナーズの選手だ。地元の声援を背にトンガ代表に挑む。また、日本代表にはレメキ、アマナキ・レレイ・マフィ、ウィリアム・トゥポウなどトンガをルーツに持つ選手が先発する。必勝態勢の両チームだが、一方で、トンガと日本ラグビーの絆を感じる一戦になるだろう。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ