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ラグビー コラム 2019年5月7日

残り6節でプレーオフ争い激化! 一番の注目は南ア2位・ジャガーズとNZ3位・ハイランダーズの一戦 スーパーラグビー第13節プレビュー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ワールドカップに向けても期待がかかる22歳SOドミンゴ・ミオッティ(ジャガーズ)

スーパーラグビー2019は、今週末、第13節を迎える。レギュラーシーズンは残すところ6節となったが、いまだ順位争いは混とんとしており、プレーオフ進出の8チームは予測が難しい状況だ。

総合首位はニュージーランド(NZ)のクルセイダーズが独走するが、前節はミス、反則が多く、南アフリカのシャークスと引き分けた。13節はブルズ、14節はストーマーズと南アフリカ勢とのアウェイでの戦い。試練の南アフリカツアーとなる。ブルズは、206㎝のRG・スナイマン、パワフルな突進が魅力のNO8ドウェイン・フェルミューレンら、南アフリカ代表の中心選手を軸に強力FWで圧力をかける。クルセイダーズFWとの対勝は楽しみ。13節の注目ゲームの一つだろう。

気になるのは、ここに来てシーズン序盤は好調だったオーストラリア勢が足踏みしていることだ。12節は、オーストラリアカンファレンス首位のレベルズが19-29でハリケーンズに、ワラターズがブルズに21-28で敗れた。レベルズは勝ち点24でかろうじて同カンファレンス1位を守るが、ワラターズは21点で4位に後退。代わって、サンウルブズに勝ったレッズは、22点で3位に浮上している。13節はレベルズとレッズの対戦があり(5月10日)、レッズが勝てば一気に同カンファレンス1位に躍り出る可能性も出てきた。

サンウルブズは、13節に同カンファレンス2位のブランビーズと対戦する。ブランビーズは、前節、ニュージーランドのブルーズと大接戦を繰り広げたが、最後はドライビングモールで2トライし、逆転勝ちしている。サンウルブズもモール対策はしっかり準備しておきたい。そのサンウルブズは、5月7日、アイルランドのコナートでプレーするPRコナン・オドネルの追加招集(178cm、115kg、22歳)を発表した。U20アイルランド代表にも選出された選手で、オーストラリアでの合流となる。出場すればスーパーラグビーデビューだ。

南アフリカカンファレンスでは、前節、アルゼンチンのジャガーズがストーマーズを破り、勝ち点を27として、1位のブルズに1点差とした。ジャガーズは、ストーマーズに対して6割がたボールを支配し、安定したセットプレーを軸に、FLパブロ・マテーラ、WTBラミロ・モヤーノがトライ。22歳のSOドミンゴ・ミオッティがタイミングの良いパスで味方を走らせ、正確なプレースキックで着々と加点した。ラグビーワールドカップ日本大会に向けても期待の戦力だ。

ジャガーズは、5月11日、アウェイでハイランダーズと対戦する。ハイランダーズは、前節、チーフスと引き分け、NZカンファレンスの3位。すでに6勝をあげているジャガーズだが、NZ勢とは3節(ブルーズ)、7節(チーフス)としか戦っていない。ブルーズには、23-19で勝ったが、チーフスには27-30で敗れ、いずれも接戦だ。ハイランダーズとの戦いも接戦となるのか、実力アップを証明するのか。今節で一番の注目カードだ。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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