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ラグビー コラム 2019年4月25日

田中史朗ほかハイランダーズとゆかりのある選手多数 オールブラックス候補にも注目!ウィークエンドピックアッププレイヤー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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田中 史朗

2015年スーパーラグビーで優勝したハイランダーズのメンバーだった田中史朗

サンウルブズの今季10試合目が、4月26日(金)、秩父宮ラグビー場にて行われる。先週のハリケーンズ戦に続き、午後7時キックオフのナイトゲームだ。両チームのメンバーが24日、発表になった。サンウルブズには対戦相手のハイランダーズゆかりの選手が多くメンバー入りした。先発SH田中史朗は、2015年のスーパーラグビーで優勝したハイランダーズのメンバーだった。その時のヘッドコーチが、現日本代表ヘッドコーチのジェイミー・ジョセフ、アシスタントコーチが現サンウルブズヘッドコーチのトニー・ブラウンだ。ブラウンは2017年にはハイランダーズのヘッドコーチも務めている。

田中の他にも、FLダン・プライアー、SOヘイデン・パーカー、リザーブのジェイソン・エメリーなどハイランダーズでのプレー経験がある選手がいる。そして、ハイランダーズのアシスタントコーチを務めるのは、サンウルブズの初代ヘッドコーチ、マーク・ハメットだ。浅からぬ因縁のあるチーム同士の激突で楽しみは尽きない。

アーロン・スミス

アーロン・スミスと田中との駆け引きをよく観察しておきたい

今回、ハイランダーズは負傷者が多く、FLリーアム・スクワイア、SOマーティー・バンクス、WTBワイサケ・ナホロらが欠場の上、ニュージーランド代表オールブラックス76キャップのFBベン・スミスがラグビーワールドカップ(RWC)に向けてのコンディションイングのため来日していない。対するサンウルブズは、堀江翔太、田村優という日本代表の主力選手がリザーブ入りした。サンウルブズにチャンスがあるようにも思えるが、ハイランダーズには世界屈指のSHアーロン・スミスがいる。オールブラックスで82キャップを保持するスミスは、足首の負傷が癒えての先発復帰。前節はハリケーンズのSH、TJ・ペレナラが攻守にサンウルブズの前に立ちはだかり、オールブラックスの凄みを見せつけた。一人で流れを変えることができるスミスは要注意だ。

スミスは、171cm、83kgとサイズは小さいが、正確でスピードのあるパスを判断よく繰り出して味方を走らせ、正確なキックで防御を下げる。そして、機を見て抜け出すランニングスピードもあり、ディフェンス側に脅威を与える。田中史朗がハイランダーズに在籍した、2013~2016は、スミスが先発して最後を田中が締めるパターンが多かった。田中との日本での初対決を楽しみにしている。今年のRWCでも、間違いなくオールブラックスのキープレーヤーとなる選手で、その巧みなプレー、田中との駆け引きをよく観察しておきたい。アーロン・スミスの良さを田中が消せるかどうかも注目ポイントだ。

このほか、ハイランダーズの先発メンバーにはPRタイレル・ロマックス、HOリーアム・コルトマン、LOジャクソン・ヘモポ、FLルーク・ホワイトロックといったRWCのオールブラックス候補がいる。サンウルブズ戦のキャプテンは、ベン・スミスとチームの共同キャプテンを務めるFLルーク・ホワイトロックだ。ラグビーファンにはよく知られているが、ホワイトロック4兄弟の末弟。アダム、ジョージ、サムという3人の兄も全員がカンタベリー州代表からクルセイダーズに上がってプレーした。サムはクルセイダーズの主力で、オールブラックスのキャップも100を越える長身ロックだ。ルークは2016年よりハイランダーズでプレーする。タックルの精度も高く、堅実なプレーが売りだ。サンウルブズFWとのタフな肉弾戦の軸となるだろう。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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