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ラグビー コラム 2019年4月2日

サンウルブズ アウェイ3勝目へ スーパーラグビー2019 第8節プレビュー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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スーパーラグビー2019は、今週末、第8節の7試合が行われる。第7節を終えて総合首位に立つのは、ニュージーランド(NZ)カンファレンスのクルセイダーズで、6節で初の黒星を喫したものの、7節は同じNZのハリケーンズに32-8で快勝し、勝ち点を24とした。20点を超えているのはクルセイダーズのみで三連覇に向けて着実に前進している。NZではハリケーンズが19点でこれを追い、前節、南アフリカのストーマーズを下したブルーズがNZカンファレンス3位に浮上している。

南アフリカカンファレンスは1位ライオンズ、2位ブルズ、3位シャークスと続く。アルゼンチン代表選手を軸にしたジャガーズは、前節、NZのチーフスに逆転負け。接戦をものにできずに最下位に沈んでいる。オーストラリアカンファレンスは、レベルズが首位。前節は、SHウィル・ゲニア、SOクエイド・クーパーのハーフ団が引っ張り、レッズを32-13で破った。

第8節は、ハイランダーズ対ハリケーンズのNZダービーで始まる。クルセイダーズは地元のクライストチャーチに戻り、オーストラリア3位のブランビーズと対戦。ブルーズは地元オークランドのイーデンパークで前節サンウルブズに敗れたワラターズを迎え撃つ。どちらにとっても負けられない戦いだ。

ヘイデン・パーカー

公式サイトの第7節チーム・オブ・ザ・ウィーク(週間ベスト15)に選出されたヘイデン・パーカー

サンウルブズは今節、オーストラリアのメルボルンでレベルズと対戦する。前節はオーストラリア代表選手を多数そろえるワラターズに勝利。公式サイトの第7節チーム・オブ・ザ・ウィーク(週間ベスト15)に3名が選出された。15本のタックルを決めたLOグラント・ハッティング、100%のプレースキック成功率を継続するSOヘイデン・パーカー、3トライのセミシ・マシレワである。対するレベルズはSHウィル・ゲニアがベスト15に選出された。

ゲニアは、オーストラリア代表100キャップ。もともとはレッズでプレーしていたが、2015年からフランスのスタッド・フランセでプレーした後、昨年からオーストラリアに帰り、レベルズと契約した。そして、今シーズンは、かつてレッズでゲニアとHBコンビを組んだSOクエイド・クーパーが加入。2011年シーズン、レッズをスーパーラグビーの頂点に導いた2人が今季のレベルズの快進撃を引っ張っている。サンウルブズとの試合に彼らが揃うかどうかは未定だが、戦術眼に優れ、スペースを見つけての正確なパス、キックで味方を走らせる2人を自由にしてしまうと失点が多くなる。サンウルブズとしては、攻守でこの2人にプレッシャーをかけ続けたい。

負傷者が多いサンウルブズは、オーストラリア遠征からFLカラ・プライアーが怪我のために離脱したが、PR山下裕史、CTBマイケル・リトルが追加招集されている。安定感あるスクラムと、ハードタックルで今季のサンウルブズの軸になっている山下、そして、脳震盪でチームを離れていたキャプテンのリトルの合流は心強い。リトルのランニングスキルの高さは、レベルズに脅威を与えるだろう。サンウルブズのアウェイ3勝目が見たい。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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