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ラグビー コラム 2019年3月22日

2020年を最後にスーパーラグビーから除外のサンウルブズ 明日、3年連続準優勝の強豪ライオンズとの一戦に臨む

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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立川理道

3月23日、サンウルブズはシンガポールで南アフリカカンファレンスのライオンズと戦う。3年連続準優勝の強豪相手に、サンウルブズは追加招集したばかりのPR三上正貴、具智元、グラント・ハッティング、立川理道、山中亮平を先発させる。また、リザーブにはSH田中史朗、SO山沢拓也も名を連ねた。9月20日に開幕するラグビーワールドカップ(RWC)の日本代表メンバーとして期待される選手たちが出場し、RWCキャンペーンもいよいよ本格化してきた感がある。共同キャプテンのクレイグ・ミラーが負傷で戦線離脱、マイケル・リトルも前節の脳震とうの影響でプレーできなくなり、キャプテンはFLダン・プライアーが務める。

RWCトレーニングスコッドに練習生として参加していた立川理道は、2015年のRWCで南アフリカ代表を破る快挙の中心選手だった。身長180cm、体重95kgの29歳。日本代表キャップ55。ディフェンスに接近したところで、パスを出し、タックルされながらも着実に前進できる選手だ。いったん日本代表から外れていたが、スーパーラグビーレベルで実力を示すことで、チャンスをつかみたい。彼の復帰を待ち望むファンは多い。

ライオンズは、前節から6名のメンバーチェンジ。クボタスピアーズで立川とともにプレーしていたライオネル・マプー(182cm、87kg、30歳)がCTBで先発する。マプーも今年のRWCの南アフリカ代表入りを目指しており、立川とのバトルは注目だ。RWC2019を見据えて注目する選手と言えば、HOマルコム・マークス(189cm、112kg、24歳)。突進力はパワフルな南アフリカ選手の中でも屈指で、タックルで倒した選手からボールを奪うスキルも高い。現在、世界最高のHOとも言われる。彼がコントロールするスクラムに対して、サンウルブズの三上、坂手、具のフロントローがどう対抗するかも興味深いところだ。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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