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ラグビー コラム 2019年2月19日

国内初戦はファンを喜ばせるパフォーマンスを見せてもらいたい スーパーラグビー2019 第2節プレビュー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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シェーン・ゲイツ

シェーン・ゲイツはサンウルブズで唯一のトライを奪った

スーパーラグビー2019は、今週末、第2節が行われる。2月15、16日に行われた開幕節は、7試合中4試合が1トライ1ゴール差(7点差)以内の接戦となり、手に汗にぎる戦いが繰り広げられた。第2節も楽しみなカードが多い。2月22日(金曜)は、ニュージーランド(NZ)カンファレンスのハイランダーズが、地元ダニーデンでオーストラリアカンファレンスのレッズと対戦。レッズはこれが初戦になる。ハイランダーズは開幕戦で、チーフスと大接戦。最後はSHアーロン・スミスのトライで逆転勝ちした。

敗れたチーフスでは、この春、東海大学から神戸製鋼コベルコスティーラーズ入りするWTBアタアタ・モエアキオラが交代出場し、スーパーラグビーレベルで十分に戦えるポテンシャルを証明した。そのチーフスは、オーストラリアのメルボルンに乗り込んでブランビーズと対戦する。23日には、NZカンファレンスの注目対決、クルセイダーズ対ハリケーンズがある。オールブラックスが多数揃う両チームの息つくまもないスピーディーな戦いが期待できる。見逃せない一戦だ。

南アフリカカンファレンスでは、昨年準優勝のライオンズ(南アフリカ)が、黒星スタートのストーマーズと対戦。そのライオンズに16-25で食い下がったジャガーズは、地元ブエノスアイレスでブルズを迎え撃つ。ブルズは初戦で、40-3という大差でストーマーズを下した。爆発的なスピードを披露したWTBロスコ・スペックマンは、今節も注目の存在だ。

初戦でシャークスに大敗を喫したサンウルブズは、秩父宮ラグビー場でオーストラリアカンファレンスの強豪ワラターズと対戦する。オーストラリア代表ワラビーズのメンバーを多数含むワラターズは、初戦でNZのハリケーンズに19-20と惜敗したが、4PGを決めたSOバーナード・フォーリーほかスター選手が揃い、サンウルブズにとって手ごわい相手だ。

初戦でチーム1位の12回のボールキャリーをしたFBイズラエル・フォラウは、オーストラリア特有のオーストラリアンルールズ、13人制のラグビーリーグ、そして現在のラグビーユニオンという3種類のフットボールでプロになったスーパーアスリート。今季は、同じく3種類のフットボールでプロになったCTBカーマイケル・ハントが加わった。ハントは初戦でフォラウに次ぐ10回のボールキャリーで活躍。サンウルブズとの試合に出場するかどうかは未定だが、この2人が揃えばサンウルブズには脅威になる。

サンウルブズは、シャークス戦のメンバーが軸になりそうだが、劣勢になったスクラムを立て直し、タッチライン際を何度も破られたディフェンスを修正して臨みたい。まだ大半の日本代表選手が合流していないが、37歳でスーパーラグビーデビューを果たしたLOトンプソン ルーク、初戦で存在感を示したPR山下裕史、CTBシェーン・ゲイツなど、ラグビーワールドカップの日本代表入りが期待される選手たちもいる。2019年の国内初戦で、ファンを喜ばせるパフォーマンスを見せてもらいたい。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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