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ラグビー コラム 2019年2月14日

2月15日開幕!スーパーラグビー2019 プレビュー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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チーフス vs. ハイランダーズ

スーパーラグビー2019が2月15日、ニュージーランド(NZ)カンファレンスのチーフス対ハイランダーズの一戦で幕を開ける。今年は、9月20日、日本で第9回のラグビーワールドカップ(RWC)が開催される。RWCイヤーのスーパーラグビーは各チームの選手たちにとって、RWCの自国代表メンバー入りに向けたサバイバルマッチでもある。今シーズンの活躍で一気に代表入りを勝ち取る選手も出てくるだろう。例年以上に面白い戦いが繰り広げられるはずだ。

スーパーラグビー大会方式

大会方式は、昨年と同じ。NZ、南アフリカ(SA)、オーストラリア(AUS)という3つのカンファレンスに5チームずつが入り、計15チームがそれぞれ16試合ずつのレギュラーシーズンを戦い、最後に8チームによるプレーオフで優勝を争う。例年は、6月がテストマッチ(国代表戦)期間としてスーパーラグビーは休止されるが、今年は、RWCを控えていることもあって休止期間はない。

昨シーズン優勝したクルセイダーズ

昨シーズン優勝したクルセイダーズ。3連覇を狙う

優勝候補筆頭は、3連覇を狙うクルセイダーズ。LOサム・ホワイトロック、NO8キアラン・リード、CTBライアン・クロッティなどオールブラックスの主軸が揃い、隙のないチームだ。同じくNZカンファレンスのハリケーンズ、チーフス、ハイランダーズは実力が拮抗している。今年もNZ勢がリーグを引っ張ることになるだろう。NZの5チームの中で、昨年、8チームによるプレーオフ進出を唯一逃したブルーズは、元オールブラックスで日本のヤマハ発動機、近鉄でプレーしたレオン・マクドナルドがヘッドコーチに就任。常勝クルセイダーズでプレーし、2017年にはクルセイダーズのアシスタントコーチも務めた経験をブルーズに還元できるか注目される。ブルーズは第1節、地元オークランドのイーデンパークでクルセイダーズを迎え撃つ。

昨年準優勝のライオンズは、今年もSAカンファレンスを引っ張る。初戦は、昨年初のプレーオフ進出を果たしたジャガーズ(アルゼンチン)と対戦。ライオンズは、NTTドコモでプレーしたNO8ワーレン・ホワイトリーがキャプテンを務め、NTTコミュニケーションズで日本のファンに親しまれたSOエルトン・ヤンチースも先発予定だ。同カンファレンスで昨年3位となり、プレーオフに進出したシャークスは、2月16日、シンガポールで日本のサンウルブズと対戦する。サンウルブズには過去3回戦って3勝。2018年はフィジカルで圧倒して、50-22で快勝した。しかし、サンウルブズも、元オールブラックスのCTBレネ・レンジャーほか大量補強で初のプレーオフ進出を狙う。見逃せない戦いだ。

マイケル・フーパー

マイケル・フーパー(ワラターズ)

サンウルブズが所属するAUSカンファレンスは、FLマイケル・フーパー、FBイズラエル・フォラウはじめ同国代表ワラビーズの選手を多数含むワラターズがリードする。昨年はベスト4まで勝ち進んだ。元オールブラックスのダリル・ギブソンヘッドコーチは、2020年までの契約延長が決まった。腰を落ち着けての強化で優勝を目指す。昨年、同カンファレンス2位となったレベルズは、2017年を限りにスーパーラグビーから離れたフォースから選手が大量に移籍し、2017年に比べて格段にチーム力を上げた。加えて今年は、元ワラビーズの天才SOクエイド・クーパーがレベルズの一員としてスーパーラグビーの舞台に戻ってきた。2011年、レッズを優勝に導いたSHウィル・ゲニア、SOクーパーの黄金コンビ復活にファンの期待も高まる。初戦はSOクリスチャン・リアリーファノがキャプテンを務めるブランビーズとの対戦だ。

世界最高峰のプロラグビーリーグは、スピーディーでアクロバティックなプレーで観客を楽しませてくれる。それが今年は、2月15日から決勝戦が行われる7月6日まで毎週末、ぶっ通しで行われるのだ。スーパーラグビーファンには至福の時間が始まる。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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