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ラグビー コラム 2019年1月20日

トヨタ自動車、トップリーグ創設以来の初タイトル獲得。カップトーナメント決勝

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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トライを挙げるNO8ラウタイミ

後半、またも入りで主導権を握ったのはトヨタ自動車だった。FWの圧力で上回り、4分にLOジェイソン・ジェインキンスがトライ。

7分にはSH(スクラムハーフ)岩村昴太のボックスキックにプレッシャーをかけ、ボールを奪って一気に攻め込みNO8フェツアニ・ラウタイミがトライ。

さらに9分にもオフロードパスをつないで、FL佐藤が左中間に飛び込み、38-13と大きくリードを広げた。

2トライを挙げたサントリーWTB尾崎

もう逆転は難しいと思われが、円陣で「もうやるしかない!」と声を掛け合っていたサントリーは、ボールを継続して攻撃ラグビーを貫く。19分、21分に途中出場のWTB尾崎晟也がトライを挙げて38-27と11点差に追い上げる。

それでもトヨタ自動車は、自陣で相手の接点にプレッシャーをかけてターンオーバー。32分、この試合でゲームキャプテンを務めたFBアプロンがトライを挙げて、43-27として勝負を決めた。

後半37分、サントリーは途中出場のSO小野晃征が、相手のディフェンスラインの隙を突き、最後は相手をはね除けて自ら持ち込み43-34としたが、試合はそのままノーサイドを迎えた。

トライを挙げるサントリーSO小野

チャンスでしっかり得点に結びつけて、7トライを奪ったトヨタ自動車が、後半追い上げるサントリーを振り切りきり、43-34で勝利、初代トップリーグカップ王者に輝いた。

トヨタ自動車にとっては、トップリーグ創設以来初、1998年度の全国社会人大会以来の嬉しい戴冠となった。

試合後、トヨタ自動車フィフティーンは優勝カップを掲げて、ロッカールームでは、社歌とクイーンの「We Are The Champions」を歌って優勝を噛みしめた。

接点で圧力をかけるトヨタ

サントリーとしては、ボールをつないでアタックすればトライが取れていただけに、前後半の入りで計5トライ奪われたことが響いた。

優勝したトヨタ自動車のジェイク・ホワイト監督は、「本当に今日の勝利は嬉しく思っています。トヨタにとって素晴らしいことです」。

「決勝、準決勝でこういうプレーをすればするほど、勝ち方を理解して勝ちにつなげることができると思います。サントリーは本当に素晴らしいチームで、決勝の舞台にチームにふさわしいチームだった」と振り返った。

笑みを浮かべるトヨタのホワイト監督

また、トヨタ自動車にとって久しぶりのタイトル奪取の意味は?と聞かれて、ワールドカップ優勝経験もある南アフリカ出身の指揮官は「カップ戦のトロフィーを得たことは、このチームで非常に大きな意味があります」。

「パナソニック、サントリーはサンウルブズや日本代表、各国のテストマッチを戦い抜いた経験豊富な選手が多く、そういった選手は大試合のプレッシャーで戦う意義を理解しているが、トヨタではそういった選手が多くない」。

「(今回)ノックアウトトーナメントを戦い抜いて、勝ち取ることができた。まだ日本代表は少ないが、チームは強くなっていく」と手応えを感じている様子だった。

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