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ラグビー コラム 2019年1月4日

流通経済大柏、監督の指示を8割無視して掴んだベスト4。全国高校ラグビー大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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流通経済大柏PR葛西主将

当然、セオリーはPGであり、相監督は一度、ゴールポーストを指さしてから選手たちの顔を見ると、「うーん…という顔をしていて、勝負させてくださいという表情だった」ので、タッチラインの方向を差し直した。

「BK(バックス)に力のある選手が多かったですが、この1・2カ月くらいからFW(フォワード)が主張し始めてきた。彼らの選択を信じていた」と指揮官は選手たちの判断を尊重した。

キャプテンPR(プロップ)葛西拓斗(3年)も、「監督と目が合いました。何度も練習していたので、モールで行こうと思った」という。

そして、5mラインアウトからモールを形成して押し込んで、最後は2年生HO(フッカー)作田駿介がボールを押さえて、ゴールも決まって19-15と逆転に成功する。

決勝トライのHO作田

「自分一人ではなくて、BKのみんなの力や、FWの先輩たちが(モールの)前で頑張りがあったからだと思う。自分がトライを取れたことは本当に嬉しい!」とHO作田。

また、相監督も「モールを押し切ってくれました。常翔学園のFWは強いです。彼らは僕の想像をはるかに超えてくれました」と目を細めた。

ロスタイムも含めて残り5分ほど、流通経済大柏はボールをキープして時間を使い、最後の相手の攻撃も防ぎ切って、19-15でノーサイドを迎えた。

1992年に初出場を果たし、今年度で24年連続26回目の花園出場となった千葉の名門が、初めてベスト8の壁を破った歴史的瞬間だった。同校史上初ということだけでなく、千葉県勢としても初の準決勝進出となった。

新チームになったとき、日本一を目標に掲げて、逆算して選手たちを鍛えてきたという相監督。その中で例年よりも選手たちの自主性に任せてきた。

「トレーニングやゲームの大枠は指示しますが、あとの判断は選手に任せます。今日の試合も8割くらいは僕の指示を無視していましたね(苦笑)」と破顔した。

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