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タックル精度やイーブンボールへの反応速度などで後手を踏んでしまい、後半だけで5トライ。33歳の東芝WTB宇薄岳央は、前後半で4トライと決定力を披露した。
日野は新戦力のCTBレンジャーが後半の2トライに絡む活躍。後半ロスタイムにはアッシュ・パーカーがチーム4トライ目を演出し、歓声を浴びた。
26得点(4T3G)と得点力は披露した日野。細谷監督は「立ち上がりから東芝の圧をしっかり止めて、序盤は相手のミスも誘発した。そこまでは非常に良かった」
「しかし個人でやってしまったシンビンから、トライを3つ取られてしまった。そこから東芝のラグビーの精度が良くなり、うちが取り急いだ。それが長時間続いてしまった」と敗戦を分析した。
日野の次戦はトーナメント2回戦、12月8日、福岡・ミクニワールドスタジアム北九州でコカ・コーラと相まみえる。
入替戦を回避した東芝は48得点(7T3G1PT)。指揮官の瀬川監督は「内容はともかく勝つことができて良かった。このような試合が続きますので頑張りたい」と淡々と振り返った。
東芝のSH小川ゲーム主将は「前半は自分たちが攻めたが、日野さんが良いディフェンスをして取られてしまった」
「ただチャンスでは全員でサポートし、取りきれたところは良かった。課題は後半。バテてしまったところがあった。勝って修正できるのは良いこと」と、胸を撫でおろした様子で語った。
東芝の2回戦の舞台は、同じく12月8日の福岡・北九州。コカ・コーラに大勝したNECとの対戦だ。
多羅 正崇
スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。
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