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ラグビー コラム 2018年11月14日

大学選手権9連覇中の王者・帝京大学ラグビー部を影で支える人たち

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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分析でチームを支える川畑

2人目に紹介するのは分析としてチームを支える川畑一航(3年=静岡聖光学院)。彼の存在もまたチームに大きな影響を与えている。

その活動は主にビデオカメラで試合を撮影。カメラとケーブルでつながれたPC に動画を通し、ソフトウェアを用いてアタックやディフェンスなど場面ごとに動画を切り分ける。

その後、コーチ陣などから要求された必要となる部分のプレー動画を提供し、それをもとにチームミーティングが行われる。といった内容だ。

高校まではプレイヤーとしてラグビー漬けの日々を送っていた川畑。静岡の強豪、静岡聖光学院でプレーし、花園出場経験もある。そんな彼がなぜこの道に進んだのか。

それは高校2年次に学習プログラムの一環だった『個人研究』という活動で、ラグビーを題材に試合などを分析したことがきっかけだ。

試合分析に詳しい先輩からノウハウを学ぶと、分析のモデル値を当時の帝京大に自ら頼み、アドバイスをもらった。そして熱心に助言をくれた帝京大ラグビー部の姿勢をみて「自分もここに入りたい」と入学を決意した。

入学当初からの3年間を振り返り、活動のなかで嬉しい瞬間を尋ねると「選手からありがとうと声をかけてもらうことや、自分の提供したプレー動画をもとに選手が試合ごとに(プレーを)改善をする様子をみると嬉しい」と笑顔ながらに語る。

そんな川畑のもとに今年から同じ分析として新入生が加入。先輩としてリーダーシップを追求し、より熱心に分析に努めている。

最近では「分析の手がかりに少しでもなればと思って」と監督からの誘いもあり、練習試合や試合形式などでレフリーにも挑戦している。

今後の目標について「残りの試合もひたむきに取り組んで、後輩にとっていいモデルになれるようにしたい。あとレフリーでまずは関東協会B級を取りたいです」と笑顔で意気込む。

大学選手権10連覇を目指すチームとともに、分析の川畑一航も日々成長を続ける。

大学ラグビー界を牽引する帝京大は現在、143名。そんな大所帯のチームが9年連続日本一に輝いているその所以は、常にプレイヤーと共に同じ志を持って全力で活動するチームスタッフや部員、マネージャーの存在であるに違いない。

『深紅の王者』帝京大は今年も「チーム帝京」として大学ラグビー界の頂だけを目指す。

文・写真:太田和樹/清水幸志郎(帝京スポーツ新聞部)

◆帝京大学 関東大学対抗戦 放送予定
・11月18日(日)午後1:50 帝京大学 vs. 明治大学
※J SPORTS 3 生中継&J SPORTSオンデマンドLIVE配信
・12月01日(土)午後1:50 筑波大学 vs. 帝京大学
※J SPORTS 1 生中継&J SPORTSオンデマンドLIVE配信

代替画像

帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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