5戦全勝の大東文化、4勝1分の流通経済との大一番。ラグビー関東大学リーグ戦

取りきれるプレーヤー・土橋

そのBKには左WTB（ウィング）の土橋永卓（環境4＝秋田中央）や右WTBの朝倉健裕（スポ科1＝御所実業）、CTB（センター）のシオペ・ロロ・タヴォ（外英2＝ウェズリーカレッジ）らがいる。どれも信頼の置けるプレーヤーであり、確実に相手の脅威ともなるプレーヤーだ。

春季大会からの大東文化が目指す『つなぐラグビー』はできている、と大矢は評価。春先には全員が意識してプレーしていたが、今では形となり無意識でもサポートできていると言う。それでも決して完璧ではないため、今後2試合で修正し大学選手権に挑む。

一方の課題はディフェンスだ。法政大学戦では6トライ、リーグ戦初戦から数えると14トライを許している。

昨年度は全試合を終えて11トライに対し、今年度は5試合終了時点で14トライ。堅守を誇った大東文化のディフェンスは、今年度もろさを見せている。

南は「大東はディフェンスのチームでもある。1対1のタックルを外してしまっているので、ディフェンスからやり直し、プレッシャーをかけていきたい」と課題を挙げた。

FL（フランカー）湯川純平副主将（現経4＝御所実業）は「良いディフェンスをしないと自分たちの流れに乗れない」とし、大矢は「流通経済も留学生が多いが、強いプレーヤーには2人でタックルし、ゲインされなければ怖くない」と語った。

大東文化は強固なディフェンスを展開し、スクラムで自分たちの流れをつかむ。そして、流経経済に勝つ。

大東文化大学と流通経済大学の対戦は、11月10日（土）午後2:00から、J SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文／写真：馬場修平（スポーツ大東）