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ラグビー コラム 2018年9月7日

帝京の連覇を阻めるか、早慶明の伝統校が挑む。ラグビー関東大学対抗戦のみどころ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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◆明治大学:春季大会は全勝優勝、帝京の牙城を崩すか?

昨年は大学選手権で帝京大学に肉薄したが、惜しくも敗れてしまった明治大学。

今年、創部95年を迎え、昨年度はヘッドコーチだった田中澄憲氏が監督に昇格し、昨年のチーム、自分を超える、昨年の自分に勝つという意味が込められた「Exceed」のスローガンの下、1998年以来の対抗戦単独優勝を目指す。

チームを引っ張るのは主将のSH福田健太、そしてリーダーの一人であるFL井上遼(ともに4年)の2人だ。SH福田はパス、ラン、キックでSHの位置からゲームをコントロールし、FWのまとめ役であるFL井上は、決定力も高い。

自陣からでもボールを継続するアタッキングラグビーは今年も変わらず。それでいてFW戦でも強さを見せる。PR(プロップ)齊藤剣、祝原涼介(ともに4年)、HO(フッカー)武井日向(3年)、LO小宮カズミ、舟橋諒将(ともに4年)、FLでもプレーできる箸本龍雅(2年)、NO8坂和樹(3年)らがおり、スクラムやモールも強い。

BKもタレントが揃う。SOは松尾将太郎、忽那鐘太(ともに4年)らが争い、CTBには森勇登、齊藤大朗(ともに2年)、WTBには山村知也(3年)、石川貴大(2年)、FBには山沢京平(2年)と個々の能力は高い。

さらに昨年度、花園を湧かせたCTB児玉樹(秋田工業出身)、WTB雲山弘貴(報徳学園出身)らルーキーも出番をうかがう。

春季大会は全勝優勝し、「1月12日の大学選手権の決勝をターゲットにし、1年間を3つに分けて強化をしてきました」という田中監督は、夏合宿を終えて「ほぼ計画通り」と胸を張った。

ポジション争いも激しくなってきており、チーム力は上向きである。春に続いて秋も優勝することができるか。

◆慶應義塾大学:接戦を制して頂点を狙う

昨年は対抗戦で帝京大学に僅差で敗れ、明治大学に勝利し、力をあるところみせた慶應義塾大学。金沢篤HC(ヘッドコーチ)体制4年目を迎えて、対抗戦優勝、大学日本一をターゲットに、結果にこだわることを掲げて日々の練習に励んでいる。

チームの中軸は、4年前に花園にも出場した慶應義塾出身の選手たちだ。

慶應義塾大学初の医学部主将となった司令塔SO古田京、PR渡邊悠貴、HO中本慶太郎、LO田中芳樹、NO8山中侃、CTB豊田康平、WTB宮本瑛介、FB丹治辰碩(いずれも4年)、WTB高木一成(3年)らがおり、中学生時代から一緒にプレーしている選手も多く、コンビネーションも取れている。

他にも力強いプレーがウリの副将LO辻雄康、SH江嵜真悟(いずれも4年)、CTB栗原由太(3年)、三木亮弥(2年)、WTB小原錫満(4年)ら実力者も揃う。

他にも春シーズンはU20日本代表に選出されていた2人、FL相部開哉(2年)とルーキーのFL山本凱(慶應義塾出身)は、激しい前に出るディフェンスからリズムを作り出す慶應義塾大学にとっては頼もしいタックラーである。

また、山中湖での恒例の夏合宿では、元日本代表指揮官のエディー・ジョーンズ氏(現イングランド代表HC)を招聘し、2日間にわたって、接点の特に2人目の動きにコーチングをしてもらったという。

金沢HCは「いかにリーダー陣にプレッシャーをかけるか」と言うように、古田、辻のさらなる成長に期待をかける。

昨年度は接戦で敗れる試合が多かったが、今年は僅差で勝つ試合を増やし、2000年以来の対抗戦優勝を果たして、さらに大学日本一まで駆け上がることができるか。

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