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「今日の敗戦を一人一人が受け止めて、新たにここから挑戦する気持ちを作って頑張っていきたい」。2年ぶりの黒星を喫した春季大会初戦の明治大学戦後、主将の秋山大地(4年=つるぎ)は胸の内を明かしていた。
あれから約2週間。敗戦の悔しさを胸に臨んだ春季大会第2戦は、強力な外国人留学生を軸に、攻撃的なラグビーを展開する大東文化大学との一戦。
試合は前半にやや苦戦を強いられながらも後半、相手をノートライに封じる戦いぶりを見せた帝京大学が、38-17で勝利し、新チームにとっては公式戦今季初勝利となった。
この試合、先制をしたのは帝京大だった。試合開始直後の前半2分、キックオフ後のディフェンスでターンオーバーに成功すると、自陣22mライン付近からバックスが右へ展開。最後はWTB(ウィング)の木村朋也(2年=伏見工)がゴール右隅へノーホイッスルトライを決め、5-0とする。
このまま帝京大が流れを掴むかと思われたが、大東文化大もすぐさま反撃に出る。12分、自陣5mラインのスクラムからアンストラクチャーになったところを、最後はタテの攻撃をつかれトライ。ゴールも決まり、5-7と逆転を許す。
その後、度々敵陣ゴール前に迫るも、得点へとつなげることができなかった帝京大だったが、29分には敵陣でのラインアウトからモールを形成。
そこからSH(スクラムハーフ)の小畑健太郎(4年=伏見工)がブラインドを突くと、「ボールキャリアになったら(監督からも)自由にやっていいと言われていた」とWTBの西川虎哲(1年=京都成章)が得意とするランプレーでゴール右隅へトライ。10-7と再びリードする。
しかし、その後は大東大の猛攻を受け、苦しい時間帯が続いた。32分、相手のキーマン、外国人留学生のビッグゲインで自陣ゴール前に迫られると、オフロードでつながれトライ。
さらに40分にも、FW(フォワード)の連続攻撃からトライを許し、前半は10-17とリードされて終わった。
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