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正確無比なプレースキックが売りの「アイスマン」と第3節以来の出場となるオーストラリア出身のハードワーカーに注目! ウィークエンドピックアッププレイヤー
村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一4月7日、秩父宮ラグビー場で行われるサンウルブズ対ワラターズのメンバーが発表になった。ワラターズは、経験豊富なオーストラリア代表選手を揃えてきた。今季はどの相手もサンウルブズにほぼベストメンバーをぶつけてくる。過去2年、オーストラリアのチームには一度も勝っていないサンウルブズだが、だからこそ、成長した姿を日本のファンに披露する絶好の機会ととらえて勝利をもぎ取ってもらいたい。
ワラターズは日本のファンにもお馴染みのスター選手が軸になる。3年連続オーストラリア最優秀選手のイズラエル・フォラウは怪我のために欠場するが、オーストラリア代表91キャップのPRセコベ・ケプ(188cm、118kg)、82キャップのLOロブ・シモンズ(200cm、115kg)、75キャップのFLマイケル・フーパー(182cm、101kg)ら顔ぶれは豪華だ。ブラインドサイドFLウィル・ミラー(183cm、98kg)、フォラウに代わって出場のWTBアレックス・ニューサム(189cm、93kg)はいずれも昨季スーパーラグビーデビューを果たした選手たち。
あえて注目選手を一人あげるとすれば、正確無比なプレースキックでここまで5試合で66得点のSOバーナード・フォーリー(182cm、89kg)だ。フォーリーは、オーストラリア代表55キャップの28歳。トップリーグのリコーブラックラムズでもプレー経験がある。昨季のプレースキックの成功率78%を改善するため練習に取り組んだ結果、今季は85%の成功率で、トライ後のゴールに限れば、95%という高率を残いている。ニックネームは「アイスマン」。プレッシャーのかかるキックを難なく成功させたところから名付けられた。2015年のラグビーワールドカップ準決勝のスコットランド代表戦でも終了間際の決勝PGを決めている。7人制で頭角を現し15人制でも同国代表に上り詰めた。プレースキックだけでなく、機を見てディフェンスを破るスピードも要注意の選手である。
対するサンウルブズは、リーチ マイケルが肋骨を骨折、立川理道も左膝の半月板損傷で離脱と主軸に負傷者が続いているが、ジョージア代表のHOジャバ・ブレグバゼら序盤戦での負傷者が戻ってきた。なかでも注目はスーパーラグビー102試合の経験を誇るLOサム・ワイクス(197cm、107kg)だ。今季のサンウルブズはラインアウトの獲得率が低く、それが5連敗の大きな要因になっている。第3節以来の出場となるワイクスにかかる期待は大きい。
ワイクスは、オーストラリア・シドニー出身の29歳。母親がトンガ出身で親戚にトンガ代表ラグビー選手を持ち、屈強な肉体と長身で将来を嘱望される存在になった。16歳からオーストラリア国立スポーツ研究所で英才教育を受け、スーパーラグビーではウェスタン・フォースでそのキャリアを積んだ。しかし、オーストラリア代表でのプレー経験はなく、コカ・コーラレッドスパークス、パナソニック ワイルドナイツでの3シーズンを経て、今年の7月には日本在住3年となり日本代表資格を得ることができる。2019年のラグビーワールドカップの貴重な戦力になるはずだが、当人は「私が日本代表に値する選手であり続けることが必要」と謙虚に話す。フィールド上では常に全力でプレー。そのハードワークが、サンウルブズに今季初勝利をもたらすのか、注目である。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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