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【ハンドボール】男子・合成が初優勝、女子・北國はリーグ記録の7連覇達成 ANA CUP 第45回日本リーグ・プレーオフ
ハンドボールコラム by スポーツイベント・ハンドボールANA CUP 第45回日本リーグ・プレーオフ
ハンドボールの日本一を決める、ANA CUP 第45回日本リーグ・プレーオフが、3月12日から14日まで、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された。
初日の12日には、女子・ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(レギュラーシーズン3位)と三重バイオレットアイリス(同4位)、男子・大崎電気(同3位)と大同特殊鋼(同4位)がそれぞれ対戦。
女子は後半中盤まで三重がソニーによくついていったものの、飛田季実子、大沢アビ直美の両GKが好調だったソニーがそこから突き放して快勝。
男子は大同が会心の試合運びで前半を15-9と大きくリードして折り返したが、後半出だしに集中して先手を取った大崎が猛追する。10分からの4連打で20-19と逆転すると、以降はシーソーゲームとなるが、27-27の同点で迎えた大同最後の攻撃が実らずタイムアップ。規定により、レギュラーシーズン上位の大崎が次ラウンドへと進んだ。
13日の2ndステージでは、女子は前日の勢いそのままにソニーが先手を取り続けるが、後半残り10分を切ってから、OFが停滞したソニーのスキをついて、イズミが3連取。25-26とすると、残り時間もあとわずかというところでエース近藤万春の突破から7mTを奪取する。これを門谷舞が決めて同点、そして延長へ。5分ずつの前後半で行なわれる延長では、GKを下げる代わりにコートプレーヤー(CP)を通常より多い7人で攻める攻撃を見せたソニーが、イズミの意表を突いて連続得点。30-27で決勝行きを決めた。
男子も女子以上の激戦に。この日が初戦の車体の固さをついて、大崎がチャンスをよく作ったが、車体のGK岡本大亮が大爆発。この試合で0.489というセーブ率を残して車体DFを支える。14-13と車体リードで迎えた後半も27-27と同点で終わり、さらに延長戦も両者譲らず、7mTコンテスト(サッカーで言うPK戦)に突入する。
そして、大崎1人目・柴山裕貴博と、4人目・土井レミイ杏利が外して、車体が決勝へと駒を進めた。
最終日・決勝戦は、まず女子・北國がこの日が3試合目ながら、なんとか食らいつくソニーを落ち着いた試合運びで突き放していく。後半10分以降に一気に突き放し、34-24で優勝を決めて7連覇を達成。第23回~29回を制したイズミにならぶリーグ記録を達成した。
男子は、前半序盤で得点源の1人・渡部仁が負傷で抜けた車体が意地を見せて、15-13と2点リードして後半に入るが、合成が堅いDFで車体OFの攻めどころをシャットアウトしていく。渡部負傷の影響も大きかった車体は、15分に19-20と逆転を許すと、その後は追いつくには至らず。総合力で勝った合成が28-24で車体を下し、歓喜の初優勝を飾った。
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