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地元で進撃を期す日本代表『おりひめジャパン』
11月30日、いよいよ『2019女子ハンドボール世界選手権大会』が熊本県で幕を開ける。
ハンドボールの世界選手権は、2年に一度、選りすぐりの24ヵ国が集い、世界一を争うビッグイベントだ。
たった1つの金メダル(優勝国には東京オリンピック出場権が与えられる)を手にするためには、11月30日から最終日・12月15日にかけての16日間のうちに課される10試合を、限りなく全勝に近い成績で駆け抜けることが求められる。
前回、2017年のドイツ大会までは、6ヵ国が4組に分かれての予選ラウンド(リーグ戦)のあと、各組上位4位までの計16ヵ国が決勝トーナメントで優勝を争ったが、今回からレギュレーションが変更された。
6ヵ国が4組に分かれての予選ラウンドまでは同じだが、各組上位3位までの計12チームがメインラウンド(2組に分かれてのリーグ戦)を戦い、各組2位までが準決勝、そして決勝へと進む流れで優勝を争う。
予選ラウンドを勝ち上がるハードルが上がり、予選ラウンドの対戦結果もメインラウンドに持ち越されることから、どの国も大会初戦から気を抜けない戦いが続く。
たとえ準決勝、決勝進出を逃がしても、順位が来年の東京オリンピック出場権に影響を及ぼすだけに、順位決定戦もタイムアップの瞬間まで目が離せないだろう。
このタフな戦いを最後まで戦い抜く力を持っているのは、前回、2017年のドイツ大会女王のフランス、歴代最多、7回の優勝を誇るロシア(ソ連時代の優勝を含む)、過去3回優勝のノルウェーら、世界のハンドボールをリードするヨーロッパの強豪国。
強豪国のトップスターたちの高さとパワーを活かしたロングシュートやポストプレー、テクニックあふれるサイドシュートなどを満喫するのはもちろん、彼女たちがほとんどミスなくパス・キャッチを繰り返して得点チャンスを狙ったり、ゴールを狙ってくる相手をルール上、許された範囲内でコンタクトしてその動きを封じたりといった、ハンドボールの基本を当たり前に実践する姿にも注目したい。
こうしたヨーロッパの強豪に立ち向かい、上位進出をめざすのが、地元の期待を一身に背負って躍動する日本代表『おりひめジャパン』。
前回大会では、モンテネグロ(最終順位6位)を破り、ロシア(同5位)、オランダ(同3位)を土俵際まで追い詰めて、世界的に高い評価も得た。
今回は司令塔の横嶋彩、キャプテン原希美をケガで欠くという試練の大会となるが、それでくじけるようでは、東京オリンピックに向けての展望も開けない。
力強く背中を押してくれる大歓声とともに、積み重ねてきた努力の成果を存分に発揮し、前回以上の旋風を巻き起こしてほしい。
文/スポーツイベント・ハンドボール
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