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モータースポーツ コラム 2026年4月1日

レースフォーマットの小変更に、一部大会では“予選Q3”が復活|2026年のスーパーフォーミュラ要点まとめ

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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2026シーズンはモビリティリゾートもてぎで開幕を迎える。

いよいよ今週末に開幕を迎える2026年の全日本スーパーフォーミュラ選手権。今年は新規チームや海外ドライバーの参戦も増え、合計16チーム24台がエントリーする。

昨年のシリーズチャンピオンで今年もF1のレーシングブルズでリザーブドライバーを務める岩佐歩夢をはじめ、坪井翔、太田格之進、牧野任祐、野尻智紀と上位陣は変わらず参戦。昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤーであるイゴール・オオムラ・フラガや、今季チームを移籍した山下健太や福住仁嶺など、優勝候補が揃っている。

さらに海外からはウィリアムズのリザーブドライバーも務めるルーク・ブラウニングがスーパーフォーミュラ初参戦を迎えるほか、同じくロマン・スタネック、チャーリー・ブルツが日本最高峰の舞台に初めて挑む。加えて、復帰2年目のサッシャ・フェネストラズに日本でのレースに慣れ始めてきたザック・オサリバンなど……今年のドライバーラインナップを話し始めれば、本当にキリがないほどの豪華なものとなっている。

ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)

そんな2026年のスーパーフォーミュラは、昨年同様に年間7大会12戦で争われるが、レースフォーマットが若干変更となった。

開幕のもてぎ大会をはじめ、鈴鹿と富士で開催される合計5大会は、土曜日と日曜日にそれぞれ決勝を行う「1大会2レース制」で開催される。昨年は土曜日の1レース目と日曜日の2レース目で周回数とタイヤ交換義務を消化できる「ピットウインドウ」の設定が変更されたが、今年は土日とも同じフォーマットでレースが行われる。

さらにレース中に一度タイヤ交換を行わなければいけないが、それを消化できるタイミングについても見直され、レース距離全体の約25%を基準に各サーキットでピットウインドウが設定された。

<2026年の決勝周回数/タイヤ交換義務の周回数>

・第1戦・第2戦 モビリティリゾートもてぎ(4月4日〜5日)
37周/10周目〜最終周に入るまで
・第3戦 オートポリス(4月26日)
41周/11周目〜最終周に入るまで
・第4戦・第5戦 鈴鹿サーキット(5月23日〜24日)
31周/8周目〜最終周に入るまで
・第6戦 富士スピードウェイ(7月18日〜19日)
41周/11周目〜最終周に入るまで
・第8戦 スポーツランドSUGO(8月9日)
51周/13周目〜最終周に入るまで
・第9戦・第10戦 富士スピードウェイ(10月10日〜11日)
41周/11周目〜最終周に入るまで
・第11戦・第12戦 鈴鹿サーキット(11月21日〜22日)
31周/8周目〜最終周に入るまで

昨年・一昨年までの傾向を踏まえたものと、ドライバーやチームの意見を集約して、この変更に至った模様。毎年コロコロと変わるところがあるため、観ている側としては最初のうちは混乱があるかもしれないが、どういったレース展開になっていくかは、見どころのひとつとなりそうだ。

【オートポリスとSUGOで予選Q3が復活】

今シーズンも第8戦の舞台となるスポーツランドSUGO

もうひとつの大きな変更点が、予選フォーマット。従来通りノックアウト方式で、1大会2レース制の場合はQ1を2組に分けて実施し、各組上位6台(計12台)がQ2に進出。ポールポジションを含めた上位グリッドを争う。

J SPORTS 放送情報

これについては今年も変更はないが、4月のオートポリス大会と8月のSUGO大会のみは、予選Q3が復活する。基本的にQ1とQ2の流れは2レース制開催時と変わらないが、Q2終了時点で上位5台がQ3へ行き、そこで最後のタイムアタック合戦が繰り広げられることになる。

いつも、ポールポジションをかけた0.001秒単位の争いは、スーパーフォーミュラならではの緊張感が漂うが、5年ぶりに復活するQ3では激戦を勝ち抜いた5台によるタイムアタック合戦となり、より注目度が上がることは間違いない。2戦のみの実施ではあるが、見逃せないポイントとなるだろう。

また、予選前に実施されるフリー走行でも、組分けが導入されることとなった。2レース制の場合は金曜日のFP2終盤に10分ずつ、1レース制の場合は土曜午前のFP1終盤10分ずつが対象となる。今年は24台と台数が増えたため、最後にタイムアタックのシミュレーションを行う際にコース上が混雑してしまう。それを避けるための措置のようだ。

実際に開幕前の公式テストでも実施されており、以前と比べてもトラフィック(混雑)を口にするドライバーは少なかったように感じる。予選に向けた貴重なシミュレーション機会であるため、チームやドライバーにとっても良いデータがとれるほか、観ている側も勢力図を把握しやすくなるだろう。

今年も激戦が予想されるスーパーフォーミュラ。開幕直前の今のうちに、ぜひ新しいレースフォーマットを理解しておくと、いざレースを観るときに混乱せずに済むかもしれない。

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文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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