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モータースポーツ コラム 2026年1月27日

【プレビュー】F1マイアミGPのコースを一部使用する新ロケーションでの開催 | FIA フォーミュラE世界選手権 2025/26 第3戦 マイアミ

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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移籍後初勝利を掴んだニック・キャシディ(シトロエン)

移籍後初勝利を掴んだニック・キャシディ(シトロエン)

電気自動車レースの最高峰「フォーミュラE世界選手権」のシーズン12(2025年〜26年)は史上最多となる全17戦の闘いの内、2戦が終了。第3戦の「Miami ePrix」までは1レースのみの単戦イベントが続きます。今回は2026年1月31日(土)にアメリカ合衆国・マイアミで開催される第3戦「Miami ePrix」のプレビューをお届けしましょう。

第2戦・メキシコシティのレースは今年も頻繁に順位が入れ替わるスリリングな接近戦が展開されました。昨シーズンからGEN3 Evoが導入され、どのレースでも差が生まれにくい状況ではあるのですが、特にメキシコシティのエルマノス・ロドリゲスサーキットは昔から最後まで展開が読めないレースになることが多いです。今回もスタートからレースのフィニッシュまで数多くのドラマが展開されていきました。

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最終的に優勝を飾ったのは終盤に素晴らしいレースマネージメントで追い上げてきたニック・キャシディ(シトロエン)。今シーズンのキャシディはジャガーからステランティスの新体制「シトロエン」へと移籍したものの、開幕戦サンパウロの3位表彰台フィニッシュから連続の表彰台。昨シーズンのジャガー時代に終盤3連勝を飾った勢いそのままに5レース連続で表彰台(そのうち4勝)というノリノリの状態を維持しています。

レースでは開幕戦のウイナーとなったジェイク・デニス(アンドレッティ・ポルシェ)もバトルの中心にいました。今回も表彰台フィニッシュが期待されましたが、最後のストレートでエネルギー切れを起こして失速し、5位にフィッシュに。これでポイントランキングではニック・キャシディ(シトロエン)=40点で単独の首位に躍り出ました。

2位でフィニッシュしたのは序盤からレースの中心に居たエドアルド・モルタラ(マヒンドラ)。メキシコシティではなんと7年ぶりの表彰台を獲得しました。3位には今年もレースで強いチャンピオンのオリバー・ローランド(ニッサン)が浮上し、2戦連続の表彰台を獲得。しっかりとランキング3位につけています。

また、表彰台には登れませんでしたが、若手ドライバーのアグレッシブなレース運びも展開を面白くしてくれました。デュエル予選でフロントロー2位を獲得したのはテイラー・バーナードDSペンスキー)。ステランティス勢に移籍して初の表彰台も期待されていましたが、4位でフィニッシュ。開幕戦が苦戦していただけにバーナードがここで戦える状態に持ってきたことは今シーズンが面白くなる大きな要素となるでしょう。

2戦連続のリタイアになってしまったもののダン・ティクトゥムクプラ・キロ・ポルシェ)はレースでアグレッシブなオーバーテイクをいくつも見せましたし、速さは折り紙つき。こちらも期待は続きます。そして、彼のチームメイトで開幕戦サンパウロでは派手なクラッシュを喫したルーキーのペペ・マルティ(クプラ・キロ・ポルシェ)が7位フィニッシュで初ポイントを獲得。当たりの強い接近戦&肉弾戦の中でしっかりと闘えることを証明してみせました。

まだ2戦が終わったばかりですが、今季は昨シーズンのチャンピオン、オリバー・ローランド(ニッサン)もシーズン10のチャンピオン、パスカル・ヴェアライン(ポルシェ)も簡単には勝てない状況で、シーズンはかなり混沌としたものになっていきそうな雲行きです。

アメリカ大陸を北上中の「フォーミュラE」サーカスが第3戦の舞台は、アメリカ・フロリダ州のリゾートシティ、マイアミです。同地でのレースは今回で3回目となりますが、昨年のホームステッド・マイアミスピードウェイからまたロケーションが変わり、3回連続で異なるロケーションでのレースとなります。

今回の「Miami ePrix」で使用されるのはF1マイアミGPで使われるマイアミ・インターナショナル・アウトドロームです。F1では1周5.4kmのコースが使われますが、「フォーミュラE」ではその役半分を使用する、コーナー数14の1周2.3kmのショートコースでの開催となります。新ロケーションということで未知数な部分は多いですし、F1マイアミGPでレースをしたことがあるドライバーはニック・デ・フリース(マヒンドラ)だけ。それも2023年のアルファタウリでの1回のみです。多くのドライバーにとって完全に初のロケーションとなるマイアミ・インターナショナル・アウトドロームは1レースのみの開催ですが、シーズン序盤に設定されている中では展開が読みにくいレースの一つです。

昨シーズンでいえば、新ロケーションのコースで好結果を残したのは「ニッサン」勢、「ステランティス」勢(今年はシトロエンとDSペンスキー)。今年はマクラーレンが去り少数派になっている「ニッサン」勢には先を考えると肝になってくるレースとなるでしょう。

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【決勝 ハイライト】FIA フォーミュラE世界選手権 2025/26 第2戦 メキシコシティ(メキシコ)(1月10日(現地))#formulae

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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