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TGR TEAM KeePer CERUMO
彼の父上とサーキットでお会いしたのは、かなり前と記憶しています。
お話しすると住まいがボクの生家にとても近かったのでビックリした。勤め先も叔父が勤めていた関連会社だったので二度ビックリ。
彼と最初に会ったのは、どのカテゴリーだったのかは、あまり記憶にないけれど、たぶんGC21だったかな。初対面の印象は【お坊ちゃん】。しかし、彼がモータースポーツの世界で歩んできた道は、お坊ちゃんのそれのような平坦な道ではなかった。
オーディションやテストに積極的に参加し、速さを示しても次のステップへの切符を手にすることができず、何度も挫折を感じさせられたことだろう。しかし、彼は、そのような苦労を感じさせない雰囲気と人に対する接し方というキャラクターを持っている。
レーシングカートを始めたのが高校生だったとか。今やプロフェッショナルドライバーの殆どが幼稚園、それ以前にカートに接しているのに彼は、ちょっと遅めのスタート。それ故に自動車メーカーのドライバー育成プログラムに乗り遅れてしまったけれど、見ている人は、見ていた。彼の才能を見ていた人たち、手を差し伸べる人たちによって彼はステップアップをすることができたし、そしてそのチャンスを与えてくれた人たちを裏切らなかった。GT300クラス時代で印象的だったのは、F3で同じチームで競い合っていたドライバーとコンビを組んでチャンピオンとなったこと。当時、御殿場の【関谷ハウス】と呼ばれた合宿所で切磋琢磨していたそのパートナーとの信頼関係は強く、固く、彼は、【兄貴】の存在でチャンピオンとなった。彼は、現在国内トップフォーミュラから引退しているが、そのドライバーが走るチームの監督となっていて、彼が監督を勤めて以降、成績が上がっている。また、そのドライバーは、先ごろ参戦100戦目の表彰を受け、国内トップフォーミュラのシートから今年いっぱいで降りることを表明している。そこまで連れ添っているのも兄貴だったからだと思っている。
彼は、先日今年いっぱいでGT500クラス参戦を終えると発表した。でも、彼は次なるステップを楽しみにしていると言っている。ドライバーを辞めるわけではないとも言っている。すでにメーカーの車両開発にも関与している。オリジナルをスープアップした人気車両の開発に携わっていた当時「とても面白いクルマが出てきますよ」と教えてくれた。
シリーズ中盤戦。彼はランキング3位につけている。
チャンピオンを獲得して有終の美を飾ったらカッコ良い。頑張れ彼!
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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