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ラリー・フィンランドは色々な観点からトヨタに有利とされている。
フィンランドは自他ともに許すラリー王国。スキーのジャンプ競技や吹雪の中で離着陸するフィンエアーのパイロット等とともに共通項は“肝っ玉”です。SS平均速度が120キロを越えるラリーはフィンランドと雪上ラリーのスウェーデンしかありません。最高速は瞬間で200キロになります。強固な岩盤に支えられたスムーズなグラベルと連続ジャンプもこのラリーの特徴です。このように個性が強いラリーのため初回開催の1951年以来70余年を経て北欧人ドライバー以外には勝てない状況が続きこれが1990年にカルロス・サインツ初優勝まで破られることがありませんでした。その後はオリオールが1992年、ロウブが3回、オジェとエヴァンスがそれぞれ2回の優勝をするなど北欧以外の選手も優勝できるようになりましたがそれでも最近の70回のうち55回は北欧ドライバーです。
今シーズン当初からトヨタは連勝中でしたがギリシャで途切れて2位と4位、前戦のエストニアではスポットのオリバー・ソルベルグのサプライズ優勝がありましたがメーカーポイントは加算なしで3,4位の得点にとどまりました。
その結果エストニア終了後のポイント・スタンディングは1.タナク162(逆転)、2.エバンス161、3.オジェ141、4.ロバンペラ138、5.ヌーヴィル114、6.フルモー71、7.勝田63となりました。メーカーポイントの方は1.トヨタ399、2.ヒョンデ347、3.フォード111となりました。差が詰まって来ました。
ラリー・フィンランドは色々な観点からトヨタに有利とされています。最近の過去7大会で6回の優勝をしていること。チームの本拠が同国のユバスキュラにあること。3名のエースドライバーのうち1名は世界チャンピオン経験者のフィンランド人、残りの2名は北欧人ではないが優勝経験2回ある経験者、サポートチームの2台は新進気鋭のフィンランド人、とフィンランドに住み着いて日本の希望を集めている勝田選手とトヨタの体制は万全のように思えます。しかし何が起きるかわからないのがラリーですからどうなるでしょうか。
SS構成はスッキリとしています。2本のスーパースペシャル(2.58キロ)を除くラリーの主体となるSSは4本、4本そして最終日1本の夫々2度使いで合計20本のSS構成です。
最終日の2度使いのコースはモンテカルロのチュリニ峠、ポルトガルのファフェと並び称されるラリーの聖地オウニンポウヤ(23.98キロ)、その2回目の走行はパワーステージです。
概要は次の通りです。
| SS本数 | SS km | Liaison km | Total km | |
|---|---|---|---|---|
| Day 1 (7/31) | 1 | 2.58 km | 3.66 km | 6.24 km |
| Day 2 (8/1) | 9 | 114.52 km | 453.28 km | 567.8 km |
| Day 3 (8/2) | 8 | 142.16 km | 463.52 km | 605.68 km |
| Day 4 (8/3) | 2 | 47.96 km | 172.71 km | 220.67 km |
| Total | 20 | 307.22 km | 1093.17 km | 1400.39 km |
文:福井 敏雄
福井 敏雄
1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。
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